ブリストルからロンドン近郊へ引っ越しました。

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引き続き休憩中ですが、時間がある間に少しだけ更新。


Xファクター。
案の定、一度書いたきりのこの記事。そして気づけば今日はファイナル。
この番組を見ている人しか興味ないでしょうし、この記事を読んだ所で「で?」という感想しかないかと思いますが、まぁ個人の覚書程度に書いておきます。


実はね、

飽きたんですよ。

一応毎週見ていたものの、オーディション時の面白みは本戦に入って激減。もともとオーディションの部分のほうが好きだったので仕方ないのですが、去年はその前に比べても本戦に面白みがなくなってしまったのよ。その理由は、驚きのないステージをする人ばかり残ってしまったこと(私にとっては)。

前回ビデオを載せたキティー(ビョークを歌った人)が去った当たりから、楽しみがなくなっちゃったんですよね。彼女は一番歌がうまいわけではなかったけど、誰よりもステージングに本気で、プレゼンテーションが抜群に良かった。

そしてお気に入りだったジャネットちゃんにいたっては、選曲が・・・彼女の面倒を見ているセレブが元デスティニーズ・チャイルドのケリー・ローランドなのだけど、ケリーの選曲はものすごくわかりやすいポップが多かったのです。例えばジャクソン5の『ABC』とかハンソンとか、もうこれでもか!?というくらいポップでキャッチーな曲。ものすごくアメリカ的な選曲。でも当のジャネットちゃんがどんなキャラクターかというと、ものすごくインディーな人。16歳(17?)なのにキャピキャピした所がまるで無く、好きなアーティストはかなりロック寄り。そして大御所ロックバンドもポップアイドルの曲も、彼女が歌うとたちまちインディー色になる(良い意味で)。大衆受けではないけど、彼女独自の曲になる所がものすごく好きだったのだけど、ジャクソン5やハンソンは「歌わされてる感」がものすごかった。見ていられないほど。

その彼女はベスト6あたりでこのコンペティションからさることになったのだけど、彼女を応援していた人やメディアの大多数は、「今さることになって(彼女にとって)よかった」というものがほとんど。もちろん私も。ジャネットちゃんって、もちろん成功はして欲しいけど、アルバムがイギリスでミリオンヒット!とかいうタイプではないと思うのよね。

Xファクターの出演者で後に成功している人たちって、「爆発的な人気」なのだけど(特に男性グループ。彼らは本当によく売れているし、歌えるし、よくやっていると思う)、ジャネットちゃんは一時的な爆発的人気のために「売れる曲」を歌わせられるのではなく、自分が納得できる好きな曲を歌っていって欲しいです。アリーナツアーや全米ツアーとかそういう成功は無理かもしれないけど、歌い手としてのキャリアは十分積めるのではと思います。いや、成功して欲しいし彼女のアルバム買いたいです。


と、熱弁をふるいましたが、昨日でベスト2が決まりました。元美容師のマーカスと女の子寄せ集め4人組のリトルミックス。

マーカスはファイナリストに決まった時から、性格の良さ(ほんとうに良いかどうかは知らないけど、少なくともよさそうな印象はある)や見事なリバプール訛り、歌唱力も参加者の中では高い方で安定した人気があったように思います。でも選曲によってよさが生かし切れないことがあり、その日や曲によってレベルのばらつきが目立ったような。でもいい時は抜群にいい。

マーカスのオーディション (画像の埋め込み不可だったので、リンクを)。


そして対抗馬は見事なまでのダークホースだったリトル・ミックス。
多分誰も彼女らがファイナルにのこるなんて予想してなかったんじゃないかと思う。もちろんアテクシも。はじめは「リズミックス」という箸にも引っかからないような名前で、しかもこの女の子4人組はそもそもはソロとしてオーディションに参加した人たち。オーディション後(3ヶ月前)に全くの他人とグループを編成することになったのだけど、彼女たちが回を追うごとにうまくなってきたのは驚異的だった。はじめは、女の子4人がカラオケでも歌ってるという程度だったのが、どんどんグループとしてのまとまりが生まれ、リトルミックスと言うグループとしての「色」が生まれ、歌唱力や見せ方も素人目にもわかるくらいに上達。Xファクター歴史上、ガールズグループがファイナルに残るというのも初のこと。正直、昨日のアクトではマーカスよりも彼女たちのほうが個人的には良かったと思うので、これはひょっとするかも。

リトルミックスの評価が変わったステージ


あーー、飽きたと言いながら、ここに来てリトルミックスのステージが楽しみになってきたアタクシ。今晩もテレビにかじりつきです。
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2011.12.12 / Top↑
毎年書きかけながら、いつも途中で報告をやめるということを繰り返しているこのトピック。そう、Xファクター。

今年も始まりましたのよ。今年は去年にまして強者曲者ぞろい。でも去年と違うのは、ただの出たがりではなく、ちゃんと皆歌えるところ。なので歌唱力のレベルは例年以上に格段に高い。数年前のシリーズなら優勝できたんじゃない?と思うような実力のある人たちが、早々とコンテストから落とされてしまったり。


もう、今年は何がすごいって、ジャネットちゃんを語らなければ始まらないわよ。

…どうも、動画の埋め込みができないようになっているみたいなので、いかにリンクを。


初めのオーディション。エルトン・ジョンの『Your Song』

ブートキャンプ(1次オーディション合格者のみのステージ)でエアロスミスの『Dont wanna miss a thing』

ファイナリストを決めるステージ。クリスティーナ・アギレラの『Beautiful』


もう、歌を歌っているという次元を超えているようにさえ聞こえるのよ。神々しくて、歌声を聴いていると清められるような。正直、アギレラさんの『Beautiful』やエアロスミスの『Dont wanna miss a thing』は特に好きな歌では無かったのだけど、彼女の歌うのを聴いて、「この曲、こんなに美しかったのか…」と新たな発見をさせられるのよ。ジャッジであるTake ThatのGaryが言っていたように、彼女が歌うと初めてその曲を聴くような新鮮さがある。彼女への評価として「You translate the song very well」言葉を耳にするのだけど、まさにその通り。歌を訳す?なに?と言葉だけ聞くとちょっとわからなかったんだけど、彼女の歌を聴いたら納得。時にその曲を歌っているオリジナルの歌手よりも、その歌の良さをひき出してしまう。


あたくしと同じくミーハーな同僚たちとは、

「もう、正直今ジャネットちゃんの優勝を決めても問題なくない?というか、彼女には一足先にレコード会社との契約をとってもらって、残りの人でこのコンテスト継続したほうが他の人達にはフェアなんじゃないかという気さえしてくる」

と、話しているくらい。そのくらい、彼女だけ全く違うレベルなのよ!!!


ああ、あたくし興奮してるわ。だってそのくらいすごいんだもの。

だからといって他の出場者が下手なのではなく、先程も書いたけど例年以上にレベルが高いのよ。その中で目が話せないのが、キティー。26歳でものすごく癖のある性格の彼女は、初オーディションの時にすでに観客を敵に回した程。

歌唱力は確実にあって、このコンテストに対する執念は他の誰にも負けなくて、舞台での表現もものすごいのよ。それでも(だから?)ブーイングされるんだけど。

でも、今週末の彼女のステージは本当に見事だった。ビョークの『It's oh so quiet』を。正直、ビョーク以外にビョークの歌を歌える人がいるなんて思っても見なかったし、不思議の国のアリスを模したステージングもほんとうに素晴らしかった。今回のシリーズで初めて、ジャネットちゃん以上にインパクトがあったと個人的には思うステージだったのよ。

こちらは動画貼り付けOKのよう。



さて、只今今週の結果発表を放送中。今年の優勝者は誰?
(きっとジャネットちゃんだけど)
2011.10.17 / Top↑
今日から本格的に始まったグラストンベリー・フェスティバル2011。

ただいまU2が一番大きなピラミッドステージで演奏中。U2は数年前に日本で見たことがあるのだけど、それ以来少し遠ざかっていたのです。政治色が強すぎて。さいたまスーパーアリーナの会場周辺にはアムネスティの募金団体がひしめいていて。かなり独特の雰囲気だったのを今も覚えております。

U2は去年のグラストのトリが決まっていたところ、ボーカルのBONOの体調不良によりキャンセルになったのです。同じ年の別の日のトリだったMUSEが突然U2の“Where the street has no name"を演奏し始めたと思ったら、U2のギタリストのThe Edgeが舞台に登場というサプライズもあり、なんだか感動して涙した覚えが。




そして、今年は4人で返ってきたU2。もちろんトリ。
正直に言うと、演奏というかライブ自体はあまり良くなかった気が…。でもこのオッサン達、やっぱりかっこいいのです。独特のオーラがあって。


U2と同じ時間帯にホワイトステージで演奏しているプライマル・スクリームが現在放送されております。なんか、アルミホイルみたいな生地のシャツ着てる…。

グラスト期間中は、BBC1,BBC2,BBC3、BBC4とBBCラジオで放送されているので、大きなステージでの演奏はたいていテレビで見ることができます。こう言うのを見ると、さすがフェス文化が根づいているなと感心。いつもは6月に入ってワイト島フェスと共にその年の音楽フェスが幕を開けるという感じなのに、今年はそのテレビ中継がなかったのでどうも私の中でのエンジンのかかりが遅いような。どうやら有料放送SKYにワイト島フェスは持って行かれたみたい。いつもはBBC3で放送してくれるのに。

今年のグラスト、実は私的にはあまり楽しみな人たちは少なくて、例年のような「すべて録画!」ということはなさそう。

というわけで、グラスト開幕です。


2011.06.25 / Top↑
11月初めに、!!!(Chk Chk Chk~チックチックチック~)というアメリカのバンドのライブへ行ってまいりました。

!!!


ものすごくファンというわけではないのですが、2007年のフジロックで彼らのステージをチラっと見たときの盛り上がりが凄かったのを覚えていて、その後WOWOWのフジロック特番で見た彼らのパフォーマンスがなんだが凄かったのです。うまいとかヘタとかではなくて、なんかもう、目が離せなくなるというか。音楽がものすごく自由な感じに加え、フロントマンのダンスに釘付け。あのパフォーマンスに魅了されたフジロッカーはきっとものすごくたくさんいることでしょう。その証拠に2010年のフジロックでは、ホワイトステージ(2番目に大きなステージ)のヘッドライナーとして演奏をしたほどですから。あ、私は2010年のフジロックには参加していませんけど、念のため。
その!!!がUKはブリストルへツアーでやって来たのです。木曜日の夜。ちょうどバタバタとしていた時期で(まぁ、いつものことですが)、事前にチケットを買っても行けるかどうか、というかライブに行く体力気力があるかどうか微妙だったので、当日まで様子を見て行けそうなら当日券を買うことに。きっとチケットが完売することはないだろう、と踏んでいたのです。知名度もイギリスでは高くないようだったし。

そして木曜日。すっかり彼らのライブ当日であることを忘れていたのですが、帰りの車の中でふと思い出し…でも意外と疲れていて、行こうかどうかずっと迷いに迷って…でも忙しい時だからこそ、こういう気分転換が必要。気分転換にフロントマンのあのダンスは効果覿面なはず!と家に帰ってすぐにネットで会場を検索。どうも会場が変更になったらしく、Theklaというブリストルのハーバーサイドに停泊している船を改造して作られたライブハウスへ。当日券があるか電話で確認し、すでに演奏が始まっているであろう8時過ぎに家を出て会場へ。

会場に着くと、ライブハウスの小ささとお客さんの少なさにまず驚く。いくら知名度が低いとはいえ、日本ではかのフジロックのホワイトステージのトリを務めたバンド。でも、そんなバンドの演奏やステージをこんな間近で少ないお客さんと楽しめるのはココならでは。

2010年のフジロックで彼らの演奏を見た弟が言っていた通り、2007年に比べてグルーブ感は少なくなったものの、ヴォーカルの彼(ニックというらしい)の驚くほど切れのある「ペンギンダンス」をこんな間近で見れるなんて!しかも会場も狭くお客さんが少ないので、そのニックはステージから降りて、お客さんとダンス対決なんてしたりしてる。しかも何度も。彼のダンスの素晴らしさをどう言えば伝えることができるのか…まず彼のダンスそのもの自体がものすごく独特で、彼にしてみたらダンスというよりリズムをとっているだけなのかもしれないのだけど、ストリートダンスとかコンテンポラリーダンスとかというカテゴリーができないもので、じゃぁどんな動き家と言われると…ドリフのヒゲダンス。海外ではさすがにドリフのヒゲダンスを知っている人は少ないので、「ペンギンダンス」と形容されるよう。
2007年のフジでの様子はこちら。



ただ、今回のライブは2007年時よりもダンスのキレが8割増しになっていて、「姿勢のよいエガちゃん」のようにも見えました。こんなに必死に説明をしても、きっと分かってくれる人少ないでしょうけど。

こんな独特な空気を醸し出すバンドなので、このヴォーカルのニックもものすごくエキセントリックな人なんじゃないかと勝手に想像していたのですが、意外にもよさそうなお兄ちゃんで、「僕のこと怖がらなくても大丈夫だよ。もうちょっとみんなステージに近づいてきてよ。怖くないから」とやや引き気味だったブリストルの観客のこともちゃんと分かっていた様子。多分どこの会場でも同じような感じなんでしょう。でもそう言われて実際に2歩ほどステージに近づいていったイギリス人オーディエンスもちょっと可愛いなぁ、と思ったり。そしてこういうちいさな会場での演奏にも慣れている様子でした。ステージを降りて観客とのダンス対決も、どうも毎回やっている様子。

私はといえば、あのダンスをこんな近くて体感できて大満足。実は音楽は一切覚えておらず、脳裏に残っているのはキレに切れている彼のダンスのみ。いいんです、それでも。

会場を出て目にしたのは、彼のペンギンダンスに魅了されて思わず真似をしているイギリス人たち。「彼ら、フェスのトリを飾って観客を踊りに踊らせているのよ!(日本では)」と伝えたい衝動に駆られるも、黙ってその場をあとにしたアタクシ。でもやっぱり機会があれば、大きな会場で(というかフェスで)みんなでペンギンダンスしたら楽しいだろうな、と想像せずにはいられませんでした。

ということで、!!!ライブレポート、終了です。

2010.12.20 / Top↑
皆様、Take Thatってご存知?16~17年前ならまだしも、昨今の日本ではたぶん知名度はかなり低いのではないかと思います。日本だとTake Thatよりもスパイスガールズの方が知名度は高いかも。洋楽ファンなら知っている名前、かもです。
Take Thatは1990年代前半にイギリスを中心に絶大な人気を誇ったアイドルグループで、96年に解散。2006年に再結成し、今最も成功しているグループの1つ。もともと5人のメンバーだったのが、ひとり脱退したのをきっかけに解散することに。再結成時は脱退した以外の4人のメンバーで活動を開始し、大成功。映画主題歌、テレビのCMなどでも楽曲がガンガン使われ、解散前のTake Thatの人気を知らない小学生以下の子供たちが歌を口ずさんでいるほど。

脱退したメンバーであるロビーは、脱退後はソロの歌手として活躍。歌唱力も独特のキャラクターもあり、一人のポップシンガーとして大成功。確かグラストンベリー・フェスティバルでも一番大きなピラミッドステージでも歌ったほど(ウィキを調べたけど、英語版にもその記述が無いのよね…BBCニュースの記事で1998年と書いてあったので、その時なのかも。リンク>http://news.bbc.co.uk/1/hi/entertainment/121654.stm)。

つい最近になり、このロビーが再びTake Thatに加入することが正式に発表され、昨日は彼らのドキュメンタリーが。そして今夜、『X Factor』内で過去15年間で初めて5人そろったTake Thatがパフォーマンスを行うことに。たった今それが終わったところです。歌唱力だけで言えば、X Factorの参加者の方がうまかったりもするんだけど、歌唱力を超えた存在感やドラマや、そういうものがいっせいに襲ってきました。

Take Thatの解散前の時代、無数にあったアイドルグループが彼らの再結成をきっかけに同じく再結成をし、またすぐに姿を消したものもいれば今も活動を続けているグループもいる。その中でもTake Thatは今も別格。そのカリスマも楽曲の完成度も。

と、ここまでTake Thatを大絶賛しましたが、実はアタクシTake Thatって全然好きではありませんでした。といいつつ、ロビーが抜ける前の5人のTake Thatを日本で生で観たことがあったり、さらには5人の直筆サインを持っていたりもします。本当に我ながらいったい何者なんだ、と思いますが。

というのも当時中学生だったアタクシ。それまではアメリカのNew Kids On The Blockに夢中だったのでございます。それがアタクシが中学3年生の時に解散。New Kidsに変わって夢中になれる何かがほしかったアタクシ、当時日本に紹介され始めたTake Thatの名古屋のコンサートへ行ってみたのです。確かチケットの値段は4000円とか4500円とか。高校生には高い値段ですが、コンサートの相場で考えてみると高くも安くも無い値段。それが、あいつら45分でコンサート終了しやがったのよっ!!!大抵最低でも1時間半はやるコンサートを45分。完全に日本市場を舐めてかかったその態度に、これまでNew Kidsのコンサートに2回も行ったアタクシ(各2時間はあったわよ!)は彼らを許せるはずも無く、というかアタクシの好き無好き以前に日本ではあまり成功しなかった彼ら。

CDもコンサート前に買ってみたのです。そして聴いてみたのです。…New Kidsと違っていたのです。その時はマイナスの意味で。でも今両方を聞き比べてみると、よい意味で。
New Kids On The Blockの曲は、当時の私には都合よくわかりやすかったのです。「I Love You」とかわっかりやすい英語の繰り返し。曲もキャッチーで当時の私にすんなり入ってきたのが彼らの曲。よく言えばわかりやすい。悪く言うと単純。それがTake Thatの曲は、1曲1曲に物語があり、英語独特の言い回しや言葉遊びがふんだんに使われたもの。15歳の私は、歌詞の良さや中身なんて求めていなかったのです。

そして再結成後。当時は彼らの若さやかわいらしさだけで人気があったと思っていたのに、新曲を引っさげて帰ってきた彼らはものすごくかっこよかったのです。メンバーたちはその時で30代半ば。それでも見た目だけではなくその楽曲のすばらしさも抜群だったのです。
そして日本の高校生だった私は気づかなかったけど、解散前の彼らの楽曲のレベルの高さに気づいたのも、再結成後でございます。ただ若くてかわいい男の子たちがちゃらちゃらと踊りながら歌っていた曲だと思っていたのに、それだけで切り捨てられないメロディーラインや歌詞の良さがあり、それらは今でもラジオやテレビで耳にするほど。そしてそれらのほとんどの楽曲は、メンバーたちが(当時は中心メンバーのギャリーが)作っていたとの事。イギリスのポップ・ロック文化の奥行きの深さを、彼らの再結成の物語を見ながら感じました。

そしてもう1つ面白いと思ったのは、彼らの英語。イギリスに来てから彼らの話している様子をテレビで見たとき(日本では見たことが無かった)、メンバーたちの出身地別のアクセントを耳にしてちょっと笑ってしまった。これはTake Thatに限ったことではなくて、ほかのアイドルや歌手、セレブリティーにもいえるのだけど、自分の出身地による訛を直さない人が多いのです。絶頂に売れっ子女性アイドルも、イングランドの北部訛丸出しで、歌っていても訛っているほど。そして彼らは自分たちのバックグラウンドをあまり隠そうとしないこと。というか、その訛りから彼らのクラスは多少見え隠れするものなのだけど。
ギャリーの英語も強い北部訛りがあって、アイドルという言葉と日本にいたときに抱いていたイメージとのギャップに笑ってしまった。

昨日少し見ていたTake Thatのドキュメンタリーで、ロビーがいっていた言葉が印象的だった。
「Take That時代、俺は常に問題を抱えていて、その問題は常にギャリーに関するものだった。ワーキングクラス出身の10代の俺たちは、芸能界のために寄せ集められてグループを結成することになり、言われたことを言われるままにやるしかなかった。(中略)…(自分だって歌いたいのに)いつもギャリーのボーカルのために後ろで踊るしかなった。俺はつねにギャリーをぶっ潰そうとしていた。」

もちろんすべての歌手や芸能人ではないけど、「ワーキングクラス」というのは1つのキーワードなんじゃないかと思う。たとえばサッカー選手。イギリスの国技はサッカーで、いわずと知れたサッカー大国。サッカー選手たちの多くは、実はワーキングクラス出身だ。今人気のある歌手やアイドル、芸能人にもワーキングクラス出身の人たちは大勢いる。そういう人たちは「成功したい」というハングリー精神を隠そうとしない。サッカーなり芸事で成功するということは、自分の生活が変わるということ。成功しなかったら、これまでと同じ生活をし続けなければならないということ。それは中産階級にだって同じことが言えるけど、中産階級にはもっと選択肢がある。ワーキングクラスにはそれが少ないといえるかもしれない。

念のため言っておくけど、イギリスの階級というのは良い悪いではない。また、ワーキングクラスの家庭に生まれたら一生ワーキングクラスというものでもない。イギリスで言うクラスというのは、その時の人の生活状況や職業、収入によって決められるもので、インドのカースト制のように生まれてから死ぬまで縛られるものではない。

と、話はそれましたが(いつものことだけど)、今回のTake Thatのロビーの再加入を見て、またまた日本との違いを感じたわけであります。

あ、そうそう、再結成後のTake Thatのアルバムのジャケットのデザインや、ロビー再加入後のプロモーションビデオの作りは、すごくユーモアがあってとても良いです。興味がある方はYou Tubeで探してみてください。
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