ブリストルからロンドン近郊へ引っ越しました。

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伸ばしに伸ばしましたが、やっとこさ「カフェ」シリーズの最終回です(笑)。


ブリストル・グロスターロードにあるカフェから、コッツウォルズ地方の端にある新店舗に移ってから、とにかく週末のえげつない忙しさ、そしてお客さんのタイプの違いに戸惑いの連続。
場所柄、週末にはイベントが多く催され、そんな時には朝10時前後から閉店の夕方6時まで常に行列が途切れないような状態。そう、カフェで30分も行列。どうしてこんな事に?


その前に一つ皆さんに質問です。
「カフェ」ときいて思い浮かべるのはどのようなお店ですか?


私が個人的に「カフェ」と聞いて思い浮かべるのは、小じんまりしていて、美味しいコーヒーや紅茶、好きな飲物いただきながら1人で静かに本を読んだり、たまには友人同士でおしゃべりにこうじたり。

私は「カフェでの時間の使い方、楽しみ方」を知っているお客さんたちのいる風景が本当に好きで、学生時代にこの独特の雰囲気や空間に私は恋に落ち、その風景を今も探し続けているのだと思います。だからこそそんなお客さんたちのいるその空間に、毎度うっとりしていました。


だからこそ、コーヒー一杯に30分並ばなくてはならない状況に陥ってしまうこと、星付きレストラン並みのサービスを要求されること、お客さんがいつ入店、もしくは帰られたかすらわからないような広い空間など、どんなにうるさかったとしても客商売である以上の最低限のあるべき姿、そしてお客もそのスタイルを理解していることから大きくズレてしまった現実に辟易していたのです。



少し話が脱線しますが、個人的にイギリス人はレストランやカフェなどでも、とにかく「うるさい」です。話し声がとにかく大きいのです。カフェで友人と話をするにも、クラブやパブにいるように半ば叫ばなくてはならないようなことも多々あります。私はとにかく「カフェ」が大好きなので、旅行に行く度に何軒かカフェめぐりをするのが常なのですが、少なくともこれまで訪れたことのある国の中ではイギリスほどうるさい国って他にないような気がします。良い悪いではなく、これがイギリス式でイギリス人が好むスタイルなんでしょうね。ただ、最近では「本格的なカフェ(コーヒー専門店)」も増えてきており、さすがにこういうところのお客さんは落ち着いています。




では、どうしてこのお店ではコーヒーに30分も並んでしまうのか。


イギリスではあまり行列を見たことがありませんが、どうしてそれがこのお店では毎週起こってしまうのか。
それは、このお店の「広さ」が原因だと私は思っています。このお店、なんと客席が100以上あるのです。以前のお店は30席。この3倍以上です。もちろんお店の面積もべらぼうに広いです。

100席もあれば、どんなに行列ができていても、お客さんはテーブルを確保することができます。全くテーブルが空いていなければ、行列が無くたって「サービスに時間がかかる」ことが視覚的にわかります。しかし、目の前にどんなに長い行列が会ったとしても、テーブルが確保できたら「それほど待たずにサービスを受けられる」と思ってしまうのが当然です。だってまさか、対応しきれないにもかかわらず過剰にテーブルが供給されているだなんて誰も思いませんもの。

さらに、こんなに広いお店なのに、週末に働くスタッフの数は30席のお店と同じ、もしくは1人追加されるだけなんです。30人のキャパシティーのお店でさえ、忙しい時間帯は4人のスタッフが休む間もなく働いて、それでも洗い物が溜まってしまうというのに、同じ人数で3倍以上のお店を仕切ることなんてどう考えても無謀でしょう。しかも、満員なら諦めて帰るというお客さんが1人もおらず、行列は長くなる一方なわけです。



大人数のグループのお客さんが多い



複数の注文が一気に入る



サービスに時間がかかる



レジ前の行列が長くなり、お客さんの待ち時間も長くなる



スタッフ働きまくる



長く待たされたお客さんから苦情



スタッフのストレス増加



お店が大きすぎ目を配れないので、テーブルは汚れたまま



空のコーヒーカップが重ねられた汚れたテーブルでコーヒーを飲むお客さん





どう考えたっておかしいんです。誰も楽しめない。コーヒーってのんびりしたり、休憩したいときに飲むものなのに、この状態で誰が楽しめますか?


…いや、空いたグラスがのった汚れたテーブルっていうのは、イギリスだと取り立てて珍しいものでもなく、むしろ「基本」とさえ言えるほどだったりするのですが(苦笑)、でもだからといって好き好んでそんな状況で飲んだり食べたりする人はいないわけです。




でもこの状況でも、得をしている人がいるんです。



それは、このコーヒーチェーン(会社)。


普通ならお店がいっぱいで入店を諦めてしまうお客さんがいるわけですが、この方式ならひとりとしてお客さんを逃さなくてすむわけです。もう、まったくもってお客さんの事を考えていない。

そして、これはどんな企業でも同じでしょうが、こういう会社で長く務めている人たちは、会社と同じくそういう視点が欠落しています。どんなに言っても聞かない…と言うか理解してくれない。だってそういう視点をそもそも持っていないから。



それでも、30分待たされてもコーヒーを飲みに来るお客さんは大勢いて、少しずつ常連さんも増えて…だから需要と供給は合致しているわけですよね。究極的に言えば、私がそのシステムに合わなかったということ。それだけ。




システムへの不満、会社への不満、そして自分が気持ちよく働ける環境はここにはないことがよくわかり、お店を離れることにしました。あんなに好きだった仕事なのに、辞めたあと自分でも驚くほど「後悔なし」。むしろスッキリしたというか。



たぶん、あのコーヒーチェーンで自分ができること、勉強し吸収できることをやりきったという実感があったのだと思います。ここで学んだことはコーヒーの入れ方やお客さんのこと、英語でのコミュニケーションの難しさ(スラングや訛りを含む)のみならず、マイノリティーとして外国で生きるということ、人種のかべ、異文化理解、教養、視野の広さ…。


ものすごく大げさに聞こえるかもしれませんが、本当に大学時代のゼミで是非取り上げて皆と議論したいくらいにすごく濃いものでした。正直、すっごくしんどかったです。あまりのストレスに、マイナス思考から抜け出せなくなったりもしましたが、今になって思えば、こういう環境で働いたからこそ見えてくるもの、知ることが出来る世界もたくさんありました。そういう意味でも、ここで働くことを決めた自分にむしろ「グッジョブ!」と言ってやりたいほど(笑)!ただ、コーヒーチェーンでの仕事は、自分にはもう十分なので次に行かせていただきやす!と言った心境です。



ということで、長らく「カフェ」シリーズにお付き合いいただきありがとうございました。そういえば「マッサージ」シリーズもまだ終わってないので、それはまた気が向いた時に(笑)。
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2013.06.17 / Top↑
以前の会社をやめて、次の仕事に選んだのがカフェでした。


もう、カフェでの仕事しかしたくなかったのです。それは、大学時代からずっと好きで居続けたものだったからだと思います。また、日本でもカフェで働いたことが有り、その時はカフェの立ち上げ、メニュー開発などをしていたのですが、大変でも楽しかったのです。以前の仕事を、仕事内容以外の理由で辛いと思った分、今度は本当に好きな事しかやりたくなかったのです。また、オフィスでの仕事からしばらく遠ざかりたいという理由もありました。

ここで問題になるのは、どのカフェで働くかということ。
ブリストルはイギリスの中でもそこそこ大きな都市ですが、カフェが少ないのです。ここ数年でかなり数は増えましたが、まだまだ一般的というほどではない程度。その為ほとんどのカフェは、街の中心地に集中している状態。厳密に言うと、ブリストルにカフェが少ないと言うよりは、イギリスと言う国自体カフェが少ないと言ったほうが妥当です。ここ数年、15年前の日本のカフェブームのような状態がロンドンで起こり始めており、ブリストルでもそれが始まったばかり。もともとコーヒーより紅茶、紅茶よりもビールなお国柄。スターバックス初め、コーヒーチェーンはたくさんあれど、個人経営の美味しいコーヒーやカプチーノを飲めるカフェは本当に少なかったのです。仮に個人経営のカフェを見つけられたとしても、募集しているのはカフェでの経験が最低1年以上ある人ばかり。当たり前ですが、カフェだって即戦力がほしいわけです。


そうなると、個人経営のカフェは難しくなります。それが美味しいコーヒーを目玉としているところなら、経験があっても7~8年以上も前、しかもラテアートなどもできない私は完全に門前払いです。


だからといって、ボタンを押すだけで出来上がるカプチーノを提供しているような店では働きたくないという、全く技術がないにも関わらず断固とした決意はあり、そうなると未経験歓迎でコーヒートレーニングを受けられるところとなります。


また、カフェが好きで好きで、どこに行くにも観光地よりもカフェの情報収集ばかりしているような私には、やっぱりお店の雰囲気だったりサービスだってものすごく重要なわけです。


更に、郊外に住んでいる私には通勤の問題が有り、車で通えて駐車できるスペース(もしくは路駐)があり、さらに朝夕の渋滞に巻き込まれない場所であることも大切でした。


そのすべての条件を満たしてくれたのが、ブリストルのグロスター・ロードと言う通りにあったとあるチェーン店でした。


この地域、愛知県出身の私には、規模はだいぶ違いますが、名古屋の大須商店街に近い雰囲気を感じるのです。いろんなお店があっていろんな人達がいて、文化も人種もバラバラなのに混ざり合っている。スーツを着たビジネスマンもいれば、ドレッドヘアのヒッピーもいて、とにかく「なんでもいる」場所。ある種の懐かしさと新鮮さを感じる場所で、ここ以外にないと思いました。


タイミングよくこの店でパートの募集を見つけ、専用の申込用紙に記入後にそれを本社宛へ送信。前に何処かで書いたかもしれませんが、「カフェでのバイト」と一言でいっても、その競争率ったら日本の比ではありません。数週間前には、イギリスのノッティンガムという都市で、とあるカフェチェーンの店員5人の募集に1,700人もの応募があったというほど。イギリスも不況なのです。その為、この応募用紙への記入に3日間を費やしました。大学時代の氷河期の就職活動時よりも真剣に、熱烈に自己アピールしましたとも。


2週間後に面接の連絡があり、3週間後にはパートとして働けることとなりました。


ここの店には、結局6ヶ月お世話になりました。というのも、同じ系列のカフェが家から車で5分のところに出店したので、そこに移動させてもらったのです。


このグロスター・ロード沿いのお店でも、ありとあらゆる様々な経験をしました。悔しくて泣きながら帰ったこともありましたし(苦笑)、以前の会社とは違う意味で人間関係に悩んだり、はたまた国籍や人種の壁に頭を悩ませたりもありましたが、とにかくいろいろな意味でたくさんの事を学べました。そして何より、ここのカフェのお客さんたちが最高にいい!ほとんどは常連さんで、お客さんと店員は名前を覚えて呼び合うほど。お客さんにとっては、チェーン店と言うよりも独立した一つのカフェで、毎日同じ時間にやって来ては同じメニューを注文。世間話をして、じゃあまたねと送り出す。


また、このお店が他の支店と決定的に違うのは、ロケーションの良さのみならず、お店自体の大きさでした。チェーン店だけど居心地の良いカフェで在り続けられたのは、お店が大きすぎなかったこと。大き過ぎないからこそ、誰かがお店に出入りすればわかるので、すぐに声をかけられる。会計とコーヒーの提供が同時進行で同じカウンターから行われます。例えばスタバのように、流れ作業のようにレジで会計を済ませてからカウンターの端に移動して飲み物を受け取るのではなく、会計と商品の受取が同じ場所で行われるので、必然的にお客さんの顔も、注文や好みも覚えます。そうすると注文に時間を取られないので、コーヒーを作っている間に世間話が始まり、店員とお客だったのが、顔見知り、知り合い程度には変化していきます。子供が生まれた時はその報告に、クリスマスにはお店にカードを、自分の猫の自慢など、ただコーヒーを飲む場所と言うよりはそれよりも少し踏み込んだ関係性を作ることが可能でそれを楽しめた、すごく稀なお店だったと思います。
2013.03.04 / Top↑
昨年6月に、それまで足掛け4年間働いたあるIT企業を退社し、8月よりパートで働き始めました。仕事先は、とあるカフェ。

それまである程度収入の安定している会社員からカフェへの転職。収入が半分以下になることはもちろんわかっていたことですが、それでもどうしてもカフェで働きたかったのです。だからといってカフェで働きたいがために会社を辞めたわけではなく、辞職の直接の理由はもっと別にあるのですが、その後の仕事となった時にどうしても譲れなかったのがカフェの仕事でした。


どうしてカフェの仕事だったのか。

答えは簡単。
カフェが好きだから。


喫茶店文化が根付いている愛知県で生まれ育ったのが理由かどうかはよくわかりませんが、小さい頃から喫茶店ってすごく身近なものでした。

そして大学生の時。2000年代初頭、日本にカフェブームが起こります。
そう、喫茶店ではなくて、カフェ。

丁度スターバックスが各地に出店をし始めた時で、エスプレッソを使った飲み物(カフェラテとか)が一般的に浸透し始めた頃、それと同時に「おしゃれな」カフェがそれこそ日本全国で一気に開店しました。


当時大学に通うために京都に住んでいた私は、京都での「カフェブーム」を目の当たりにしていました。


これは今思うと本当にラッキーだったと思います。カフェブームに乗っかって、見た目だけおしゃれなカフェが乱立していた当時、中身が伴わないお店はやはりすぐに無くなってしまいます。幸い京都は「カフェの聖地」といわれるほど、素敵なカフェがたくさんあり、多くは今も現役です。

そんなカフェブームの中にあって、「私はカフェが好きなんだ」と明確に意識するきっかけを作ってくれたのは、実は当時で20周年を迎えるほど歴史のあるお店でした。今でも時間さえ許せば、日本帰国時にわざわざ足を運びたくなります。

そのカフェは大学の真横にあって、でも値段設定は学生向けのお店ではなかったので学生の溜まり場になること無く、むしろ近所の常連さんや大学教授たちが静かに自分たちの時間を楽しむのに使われていました。20代前後の3万人の若者がすぐ隣りの敷地内にいるというのに、そのカフェはある意味「オトナの空間」でした。だからといって敷居が高いとかべらぼうに値段が高いわけではなく、ただ単に学生向きではなかっただけなのかもしれません。いつどんな時に行っても、落ち着いたいつものトーンで客である私を迎えてくれたように思います。

友達とお茶する時、1人でボーっとしたいとき、何かと理由をつけてそのカフェに足を運びました。特に氷河期の就職難と言われた当時、就職活動で疲れきった自分の癒すのは、一杯のビールでも居酒屋ではなくそのカフェでの空間でした。正直、あのカフェがなかったら、私はどうやって疲れを癒せていたのかと思うほど。

就職活動をしながらも、自分がカフェで働きたいという思いを持っていることは、もちろん自分でも気がついていました。しかし敢えてそちらには進まない道を選びました。そこには、「大学まで出してもらっておいて、カフェで働き始めるのは親不孝なんじゃないか。収入だって出世だって上場企業に比べたら見込めないし、仮に転職をしたいと思ったとしてもつぶしが利かない」という理由が有りました。

この時の判断のために別の意味で痛い目に会うことになりますが、今思うと私にとっては間違っていなかったように思います。結局巡り巡って、後々カフェで働くことになりますが。

以前のIT企業での仕事は、すごく興味深くやりがいも有りました。初めは良い同僚、上司に恵まれていたのですが、その後状況が劇的に変わり、会社で働くこと自体が苦痛になって行きました。また、元々IT系の人間ではない私。むしろ真逆のアナログ人間。どんなにその仕事自体が興味深いものであったとしても、この先10年20年と同じ仕事をしていることは想像できず、また一緒に働く人、会社の体制も私にとってはすごく大事な要素で、これ以上続けていても仕事を楽しめる状態に好転することはないだろうという判断、そして体調不良もあり、辞職することにしたわけです。



長いので分けます。
2013.03.04 / Top↑
昨日の日記の続きです。



9月半ばに、数週間前に登録をした仕事探しのエージェントから連絡がありました。8月にバイトを始めたばかりなのに、エイジェント登録というと不思議に聞こえるかも知れませんが、まぁこれにもわけがありまして。バイトという気楽な立場(でも週5日)でありながら、それまでとは異なるストレスやバイト先への疑問もあり、今すぐに転職というわけではないにしても一応登録だけはしておこうという思惑でした。

ここで紹介されたのが、とあるIT企業の翻訳。エージェント曰く、ITの知識や翻訳の経験がある人を探しているとのこと。確かにIT企業に務めていたし、それに関する翻訳(まがい)もしましたが正直務まるかどうか…。

でもここは、こちらに住んでいる日本人にきく噂通り、こちらのエージェントすごいです。猛烈な押し+やたらフレンドリー(率直に言うと無礼)。もちろんバイトをしていることは伝えてありましたが、「バイトなら何とかなりますよね。2~3週間の短期だし。おゆりさんにピッタリですよね。やっていただけますよね!?」と疑問形なのに、中身は疑問どころか決定事項の確認というような内容で見事に押し切られる。

でも、上にも書いたようにバイト自体に疑問を持っていたので、今後のためにも少し経験を積んでおいたほうがいいかも、しかも数週間だし、と引き受け面接へ。面接にも通り、9月下旬から仕事開始。


…冗談ですよね?


これが私の心のなかの第一声。
2~3週間の短期と聞いていましたが、正直到底数週間で終わる量ではございません。もう、冗談かと。
しかも、以前の会社でしていた翻訳というのは、英語からグーグル翻訳のようなものである程度日本語に直されたものを、的確な表現に直していくという「磨き」の作業。また、ITのみならず企業が発行する書物や印刷物、資料はどこの会社もそうでしょうが、単語一つをとってもどのような表現を使うかというのが統一されているので、使用されるべき表現の基準、また一人の一存で言い回しや表現を勝手に決めるわけには行かないので、チームや担当の人と話し合いながら決めていく、というものだったのですが。


今回は、

英語の文書を一から翻訳。300ページ以上。
翻訳の基準?そんなのないから勝手に決めて。



更に仕事をすすめていって判明したこと。


・・・原本となる英語が、とてつもなく酷い。


ええ、私の英語だって褒められたもんじゃないのはわかっていますとも。それにしても!というレベルなわけですよ!

もちろん、専門的な分野のことも含まれているので、基本的に私には難しい内容なわけです。そしてさらに、英語自体が酷いのです。どうひどいかというと、英語で育ったうちのニックが読んでも、全く意味がわからないくらい。文法もぐちゃぐちゃ。

もしかしたら、ニックはIT系ではないので難しいのかも。と、前の会社の同僚に何箇所か見てもらいましたが、その彼でもお手上げ状態。

その同僚曰く、「以前ある大手IT企業からマニュアルらしきものが送られてきたことがあり、英語のネイティブではない人が書いたとみられるその英語があまりにも酷く理解するのに苦労した覚えがあるけど、これはそれ以上に酷い。」と。


初めは、全体を訳してわからない部分を職場の人に聞こうとも思っていたのですが、あまりにわからない部分が多すぎるのと量の多さに、いちいち質問していたら締め切りに間に合わないとの結論に達する。例えば分からない文が出てくると、その解読(正にこの言葉がピッタリ!)に数時間を要する。やっと意味がわかっても、今度はそれを日本語に直すのに更に時間が。


結局2~3週間で終わるはずもなく、最終的に5週間。この間、もちろんカフェでのバイトもしていたので、1ヶ月間、元々予定していた4日間のホリデー時以外全く休みなし。正に不休で働き続ける。あれ、ここ日本だっけ?と錯覚するほど。むしろある種の懐かしささえ覚えるほど。

昼間だけでは終わらず、時には夜中、朝方まで作業をし、睡眠時間2~3時間という日が2週間。フラフラで車の運転も危ないと思うほどで、ニックに送り迎えを頼んだことも。


いや、ほんと。日本の企業戦士たちはすごいです。私、本当に倒れるかと思いましたが、日本だとこんなのザラですよね…。むりっす。イギリスでなまりきった私には、もう無理っす。


さらに、使用していたシステムが上手く作動せず、2時間かけて入力したデータが飛ぶ。しかも2度。計4時間の無駄。


そしてその翻訳作業から開放されたのが先週金曜日。
もう、笑顔が戻らないほどのうれしさと開放感。家に帰る途中の車の中で、ワム!の「Freedom」が脳内で流れたほど。
そしてここに来て、カフェのバイトもようやくバイトらしく週3~4日のシフトに。

やっと、やっと一段落です。
これからは、スピードを抑えつつ、もう少しのんびり、そして「ダラダラ」と移行と思います。
まぁ、いつまで続くかはわかりませんけど。
2012.11.07 / Top↑
夏を過ぎるといつも天気の話題になってしまいますが、んまー寒いのなんのって!日本の多くの都市よりも北に位置しているイギリスが寒いのはもちろん当たり前なのですが、今年は例年以上に寒くなるのが早い!私の住むブリストルは、イギリスの中でも南の方に位置していますが、11月初めだというのにすでに雪がちらついたほど。毎年4~6月辺りにやたら暖かい日が続いたと思うと(と言っても1週間とかですが)、これから夏本番という7月に入って失速。肌さむーい夏(?)の後には、大抵美しい紅葉を楽しめる秋が、最低2~3週間。しかも大体いいお天気なことが多いのです。ええ、例年は。

今年は、秋までのすっ飛ばして、冬です。10月半ばには最高気温が10度を切り、明け方には車のガラスが凍ることが数回。紅葉もすっかり終わりました。


本当に過労で倒れるんじゃないか、というか倒れる寸前だった10月が終わり、11月がやって来ました。前回の日記にも少し書きましたが、6月終わりに以前務めていたIT系の会社をやめ、8月からバイトを始めたわたくし。まずはそこから説明を。



8月から始めたバイトというのは、カフェでの仕事。昔からカフェでの仕事、カフェに関する仕事に興味のあったわたくし。前回の仕事を辞めた一番の理由は、オフィス仕事でのストレスだったので、とにかく違う環境を求めていたこともあり、以前から興味があり、しかも前職とは異なる環境、オフィスの煩わしい人間関係も無さそうなカフェで働くことに。

日本だとカフェのバイトというと、簡単に雇ってもらえそうなイメージがあるかもしれませんが、イギリスは実はそうは行きません。数年前に「仕事決まりました。」の記事にも書いたように、「求人を探す」→「履歴書を送る」→「返事を待つ」…以上。とにかく、返事をもらえないことには、面接にもすすめません。では返事をもらうにはどうすればいいかというと、やはり印象に残る「本気の」履歴書を送ること。それ以外にありません。

そこで、どんなにカフェでの仕事を熱望しているか。自分が如何に接客に優れているか。他の人とどう差別化を測れるか…ということを、それはもう、大学生の就職活動並みの真剣さと熱意を持ってカフェのバイトに応募したわけですよ。いや、ほんと、冗談じゃなくてそのくらい本気でした。


そして2週間後に電話をもらい、面接。そして面接に通ると、今度は「試用のシフト」が組まれます。まぁ、すべてのカフェではないのでしょうが、私が今お世話になっているところは、1.5時間のトライアルがあり、その仕事ぶりを本社から来た人事担当がチェック。更にそれに合格すると、仕事をさせてもらえることになります。

なんとかこのトライアルに合格し、仕事を始めたのが8月初め。まぁ、ここでも始めの1ヶ月はいろいろあったのですが、それは別の記事にまとめるとして…。私はこの仕事に「パートタイム」として応募したのです。日本のパートとは少し異なる部分もあるのですが、イギリスの場合(他の国もそういうところが多いでしょうが)、基本的には「パートタイム」と「フルタイム」の2種類があります。フルタイムは、日本で言う正社員と位置づけが似ています。フルタイムは週5日の勤務。それに比べてパートタイムは、おそらく会社によっても違うと思いますが、日本で言うバイトとパートを合わせたもの?中間?のような感じです。週5日ではなく勤務少なめ。

そう、パートタイム…のはずが、蓋を開けてみたら見事なまでに週5日勤務。


どうしてパートにこだわったかというと、仕事をしていなかった期間が長かったので、一気に自分を追い詰めてまた体調を崩すということを避けたかったのです。その為のパート希望だったのですが、結局週5日。

面接時に、「他の従業員の休みやホリデーが重なった時には、パートでも少し多く働いてもらうこともある」とは聞いていましたが、誰がこの状態が2ヶ月半も続くと想像できますかっ!?


もちろん、店のマネージャーには「私パートなので、せめて週4日にしてください」と数回直訴しましたが、「いやいや、面接の時に人が足りない時はパートでも長く働かなくてはいけないと説明されてるし、それに了承したでしょ?」と。


いやいや、ちゃうがな。もちろん一時的に人員不足で、例えば2週間連続で週5日働かなくてはいけないのなら文句は言いませんとも。…といっても、このマネージャーが有無を言わせぬ方でしてね。(これは別の記事としてかきます) 数回の直訴も見事に玉砕。気づいたら、2ヶ月以上経ってました。更にその間、特に始めの1ヶ月の間に、ただでさえ人が足りないと言っているの状況で、3人離脱。理由はそれぞれですが、そりゃ3人もやめられたら、パートの私だって「週4日…」なんて言えないわけですよ。いや、実際には事あるごとにアピールしてましたけど。


9月終わりになり、このカフェの別の支店から一人、移動希望でうちの店舗へ。そのすぐ後に、以前同じカフェでの勤務経験がある別の人が働き始めることに。更に更に新しく2人の新人さんも加わり、やっと人数的に頭数が揃ったのが10月初め。それでも、私を始め2人の新人さんは、色々とトレーニングが必要で即戦力にはまだなれず。そしてやっと、お店として、そしてそれぞれがフルタイム、パートタイムとしての労働時間を守りながらシフトを組めるようになったのが、なんと来週から。

パートとして仕事に申し込み、実際に「パート」として働けるようになるのに3ヶ月。


8ヶ月間のひきこもりを経て、一気に肉体労働なカフェでの仕事をほぼフルタイムで始め…自分のことながら、あたくしよく頑張ったわ(自分で褒めないとやってれれませんので、褒めさせてください!)。



ただ、週3~4日のパートとしての勤務が定着する1ヶ月前の9月終わりに、別の仕事が舞い込んでくることになります。続きは次の日記で。
2012.11.06 / Top↑
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