ブリストルからロンドン近郊へ引っ越しました。

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数日前から話題になってる、オリンピック出場選手の服装の問題について。
今日の『デイリー・テレグラフ(Daily Telegraph)』でその日本の“騒動”について、大きな写真つきで掲載されていた。そのくらい、外国にとっては「奇異」もしくは「面白い」ものなんだろう。

該当の選手が叩かれ始めると、今度は「別にいいじゃないか」「あんなのは普通」という声が聞こえてきた。その中に「こんなことで叩くのは日本くらい」という日本に住む日本人の意見と思われるものが記事に掲載されていた。


本当にそうなのか?


私は現在イギリスに住んでいるが、イギリスでも彼の着こなし(?)は許されないと思う。ドレッドヘアにピアスは問題ないと思うけど。オリンピックのみならず、国を背負って戦う選手たちの姿をイギリスでもテレビでよく目にする。フットボール、ラグビー、クリケット…パパラッチに追いかけられて撮られた私服姿は、それこそ腰パンだったりだ。でも、国際試合に出かける際の彼らは、一様にスーツを着こなしている。国を代表、世界を代表する彼らの姿勢はまさに一流で、公式スーツを着られるというのは一流の証なのだから。いや、それ以前に他の国と比べる必要も無いとも思う。仮にこれが他国ではOKで日本でだけ叩かれたとしても、公の場で、しかも国を代表する立場ではきちんとした服装をするというのが日本の美しさや礼儀正しさの概念であるなら、そうするべきだと思う。だって、国の代表なんだもの。練習のためのお金、オリンピックに出場するためのすべての費用は国が負担しているのだから。


これは私のあくまで主観なので、イギリス人にも聞いてみた。彼らの答えは皆同じだった。


「ほんとに馬鹿だね」もしくは言葉も無く「(失笑)」


もう、議論する余地もない。それ以前の問題と言う感じだ。



この選手、小学生の頃からプロとして活躍してきたと言うことだが、そんなに小さいときから一流の選手たちに囲まれてきたのに、彼らから一流の流儀を学ばなかったのか。プロ暦10年。

ベッカムがアルマーニのコマーシャルにパンツ一丁で出ようが、それは個人のこと。でも彼が国際試合に行く時にスーツを「俺流」に着ているかといえばそうではない。いや、むしろ本当の意味で自分らしさを出した、粋な「着こなし」が出来ているのなら誰も何も言わない。むしろ「ベスト・ドレッサー」としてテレビや新聞、雑誌に取り上げられることはあるだろう。でもスノーボードの彼のは着こなしでもなんでもない。ただの反抗期。21歳。自分らしさを傲慢な態度でしか表現できないなんてダサすぎる。
10年後、15年後。彼がどうなっているのか。「若気の至りでした」と振り返り反省できるのか、大人になりきれないまま歳をとっていくのか。彼の今後が、ある意味楽しみだ。


…そういえば、朝青龍のがっつポーズ問題も、同じくらい大きな写真付きで掲載されてました。アタクシとしては、ガッツポーズもさることながら、彼の無精髭がものすごく衝撃でした。そんなんでも土俵に立っていいの?と。なんか、似てるわね。

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2010.02.16 / Top↑
数週間前、英語クラスのクラスメイトのルーシー(ポーランド人)が話しかけてきた。「この間、“Wagamama”のレシピ本を買ってみたんだけど、日本食って材料や調味料が普段使っているものと違っていて、まずそろえるのが大変だわ」とのこと。Wagamamaとはイギリスのアジア料理のチェーン店で、「なんちゃって日本食」を提供しているレストラン。彼女が日本に興味を持っているというのは以前から知っていたが(ブリタニー・マーフィー主演の『ラーメンガール』のDVDも持っている!ちなみに、なかなか面白いです。おすすめ)、レシピ本を買って料理を作ってみようというほどとは思わなかった。

「アジア系のお店で売っているものなら、行ったついでに買ってこようか?」とたずねると、米酢とわさびが欲しいとのことだった。

実は米酢やわさびなら、通常のスーパーマーケットでも売っている。イギリスで一般的に出回っているお米はタイ米のように細長く粘りの無いものだが、小さなパッケージで日本米らしいお米もスーパーにおいてある。その名も「スシ・ライス」。ほかにも海苔や巻き簾も少し大きめのスーパーなら置いてあったりする。

ルーシーの住んでいる地域の徒歩圏内では見つけられなかったとのことなので、私の職場近くのスーパーで調達し、昨日の英語クラスのときに持参した。


すると、隣のテーブルに座っていたリトアニア人のローサがテスコ(イギリスのスーパーマーケット)ブランドのお酢を目にして、「なに?お寿司でも作るの?」と聞いてきた。

ローサのこの一言で、私は内心かなり驚いていた。まず、ローサがその瓶を見て、一目でそれが「米酢」だと認識したこと。また、これはスシを作るのに必要な材料であることを知っていると言うことだから。イギリスで一般的に使われるお酢は「モルト・ビネガー」といって麦芽から作られているもので、米酢は全く一般的ではない。テスコに売っていると言うことはもちろん需要があってのことだが、皆が皆購入するものではない。

すると、「おゆり、この写真見て」とローサが取り出したデジカメの画面には、なんと彼女手作りの海苔巻きが!しかもかなり完成度が高く、形もものすごくきれい。巻き込んだ具は、カニカマ、きゅうり、スモークサーモンにリトアニア産のクリームチーズ!

そういえば、まえにローサは「YO!Sushiがすき」(Yo!Sushiとはイギリスの回転すしチェーン店)といっていたが、手作りするほど寿司好きとは!リトアニア産クリームチーズと言うのが日本人にとっては仰天だが、自分のテイストを加えられるほど食べなれていると言うことだろう。

そこにルーシーがデジカメを手にやってきて、「私の寿司も見てみて!」とこれまた抜群に美しい海苔巻きの写真を見せてくれた。

お米のたき方が難しいんじゃないかと思い2人にどうやったのかを聞いてみたら、「きちんと水を量って、火を通した後は15分くらい置いておくのよ」とのこと。おお、ちゃんと「蒸らし」の行程も取り入れられているではないか!

リトアニア人、ポーランド人が家で手作りを楽しむほど、寿司は浸透しているのだ。この事実に逆にカルチャーショックを受けたアタクシ。もちろん良い意味で。なんだか嬉しいじゃありませんか。


そういえば、職場のイギリス人に寿司好きの人がいて、数週間に1度は昼休みにすし屋のテイクアウトを買いに行っている。先日は私もリストに入れてもらい、イギリスの田舎町のオフィスで、味噌汁(これがなかなかおいしい)とサーモンのにぎり寿司を頂いた。その日の「寿司を食べたい人リスト」には、6人ほど職場の人たちが名を連ね、休憩時に「たこが噛み切れなかった」「でもサーモンはおいしかったよね」と会話を弾ませていた。

同僚ガブリエルもスシ好きで、フランスからお父さんがイギリスに遊びに来た時に、寿司屋に連れて行っていた。ロンドンに遊びに行った時も「すしを食べてきた」とお店のカードを見せてくれた。

別の同僚シャクさんも、数週間後にロンドンの「NOBU」(アメリカ発祥の高級日本料理チェーン)で本格的なすしを食べてくると言っていた。そこに本格的なスシがあるかどうかは知らないけど。


日本と同じ鮮度のおいしいスシと言うのは、イギリスではなかなかお目にかかれないし、「寿司」としてものすごくおいしいかといったら、日本人的には納得の出来るレベルではないのだけど、そこは文化が違うのだから仕方が無い。そもそもイギリスでは日常生活で魚を日本ほど食べないし、新鮮な魚の流通ルートだって発達していない。アメリカのようにものすごくたくさんの日本人がいて、日本から文化を持ち込んだわけでもないのに、こんなに寿司が浸透していることに驚き、嬉しく思った。
2010.02.12 / Top↑
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