ブリストルからロンドン近郊へ引っ越しました。

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中年女性が、通りすがりに見つけた子猫を蓋付きのゴミ箱に「捨てる」。

これ、ここ数日イギリスのテレビや新聞で報道されているニュースです。イギリスのコヴェントリーという地域で、何者かに猫が蓋つきのゴミ箱に入れられ放置されていたのを、飼い主が見つけたことから犯人探しが始まりました。イギリスでは街角のいたるところに監視カメラが備え付けられているのですが、その映像を分析した結果、その猫は救出されるまでなんと15時間もそのゴミ箱に閉じ込められていたとの事。

さらにそのカメラには、ある女性が猫の首根っこを捕まえゴミ箱に入れる映像がしっかりと写っていました。

飼い主は初め、酔っ払いの仕業かと思っていたのですが、実際は酔っ払いでもなんでもない、中年女性。この事実がさらに大きな衝撃となります。その映像がテレビや新聞で大きく取り上げられ、まもなくその女性を特定。その女性の母親も出てきて…これからしばらくはこの女性に関する取材合戦となるかもしれません。


このニュースを聞いて真っ先に思ったこと。それは、ここがイギリスであるということ。

仮に同じことが日本で起こったら、ニュースとして取り上げられると思いますか?イギリスでは、世間が注目し犯人特定までこぎつけ、その犯人の顔はもちろん名前も年齢も経歴も、すべてが報道されました。

動物虐待。もちろんどの国にだってあります。でも、日本の動物虐待って、イギリスのそれとは全く種類が異なっていると感じます。日本のほうが、明らかに残虐です。例をここで挙げようかとも思ったのですが、自分が書くに耐えず気分がふさぎこんでしまいそうなので、あえて割愛させていただきますが。

ではその違いは何処から来るのか。一番の違いは、動物の権利に対する一般市民の認識の違いにあると思います。旦那(イギリス人)の家族が日本にやってきたとき、日本のペットたちの扱われ方に目を覆っていました。夏の炎天下の中鎖につながれていたり、水も置いていなかったり。

つい先日、日本の東京にある公園の池で、甲羅に落書きをされた亀が発見されたというニュースがありました。甲羅に「カメです」と白いインクか何かでかかれたカメの写真が載っていました。それに対するコメントには、「人間がいくら騒いでも、カメはなんとも思っていない」「これを虐待という方がおかしい」というものも見られました。

確かに、甲羅の落書きがそのカメを生命の危機にさらしたわけではありませんが、「カメはなんとも思っていない」からいいのか?そんなわけはありません。

ほかにも、スフィンクスという種類の猫は毛が無いのが特徴ですが、飼い主の意思によってその猫に刺青が入れられた写真が掲載されており、「(刺青をするかしないかを決めるのは)飼い主の権利?」というような題名がつけられていました。

イギリスでは…仮にそのような猫が見つかったら、「飼い主の権利?」なんて疑問系で人々に意見を尋ねるような表題は100%出ないと言い切れます。そんなの疑問にもなりません。そんな権利は人間(飼い主)に無いのは、イギリス人にしてみたら当然なのですから。

今も存在しているかどうかは知りませんが、とある県では犬を捨てるためのゴミ箱が10年前までは確実に存在していました。現在のペットの処分件数は愛知県がダントツに多いそうです。愛知県出身の私としては、交通事故死ワースト1と並んで、非常に恥ずかしい。

実際、近所の家を思い返してみても、犬を飼ったはいいが散歩にもろくに連れて行かない。もちろんいっしょに遊びもしない。しつけなんてするわけが無い。そんな家が、家の周りだけでも何軒かありました。イギリスだったら…近所の人にアニマルポリス(RSPCA)に通報されます。日本で警察に通報しても、何にもなりません。動物の命、権利は、日本ではものすごく低いからです。もちろん、動物の権利が低いのは、日本に限ったことではありません。それでも日本だけではないから言いということでもありません。

イギリスは、食事はおいしくないし、医療制度もどうしようもないし、社会システムは何一つまともに機能しているとは思えませんが、動物の権利に関しては何処の国よりも意識が高いといえます。この点に関しては、もっともっと見習うべきだと、このニュースを見て思った次第です。
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2010.08.26 / Top↑
ベッキー・クルーエル。ご存知ですか?




私は去年ウェブのニュース記事を見て彼女の存在を知ったのですが、先日イギリスのBBC3で彼女のドキュメンタリーが放送されていました。

BBC3はメインであるBBC1、BBC2のサブといった位置づけで、どちらかというと芸能人ネタや音楽情報、若者向けの軽いドキュメンタリーなどを得意とする局で、たまに面白い番組を放送していたりもしてなかなか気に入っているのです。

さて、そのベッキーですが、今現在の日本ではどのくらいの人気なのでしょうか?私が彼女の存在を知ってから1年以上になるので、もしかしたら1年前の熱狂はすでに沈静化しているかもしれませんが・・・。

まず、ベッキー・クルーエルを知らない方のために、簡単に彼女の紹介をいたしましょう。

ベッキーはイギリスのマン島に住む15歳。日本のサブカルチャーに興味を持ち、自分の部屋で日本の歌に合わせて踊っている様子をYoutubeにアップしたところ日本で話題となり、「かわいいにも程がある」と絶賛された美少女です。去年から日本での活動をはじめ、CDや写真集を発売しております。


今回番組を見て改めて、彼女の容姿について感じたこと。それは「日本のアニメキャラクターみたい」だということ。番組内でも触れられていたけど、小さな顔、とがったあご、長い手足、細くて華奢な体つきが、日本の少女漫画のキャラクターそのものなのです。そんな彼女が日本の歌に合わせてコミカルに歌い踊るのだから、日本人がほ放っておくわけがない。彼女はそこまで計算してYoutubeにビデオを投稿したわけではないのでしょうが、見事なまでに需要と供給が一致した結果が今の彼女の立ち居地です。

自分が日本にいないので、日本での立ち位置や扱われ方がわからないのですが、このドキュメンタリーで見る彼女はいわゆるどちらかというとかなり地味なタイプの中学生で、「アイドルー普通の地味な中学生」のギャップに驚きました。彼女は確かにきれいなのだけど、学校では本当に目立たないタイプでとてもおとなしい。この年代って仲間内では、外見はどうあれ友達と騒いでいるタイプのこの方が注目され、クラスや学校でも中心的な存在になることが多いと思うのですが、彼女は見事にまったく逆。

そしてアタクシが一番驚いたのは、彼女が非常に落ち着いている性格の持ち主であること。日本の歌(一般的ではなく、かなりオタクカルチャーよりなもの)をバックに、これまた日本的な振り付けで踊っている彼女と、番組の中で話す彼女が同一人物とは思えないくらい。動画だけ見ていると、もっとキャピキャピしているのかと思っていたのですが、ぜんぜん違う。同じ年代の子達に比べても、かなり落ち着いているんじゃないかと思います。話し方も静かで、でもしっかりと自分の意見を持っていて、そして今の自分の状況を実は誰よりも冷静に客観視していて。娘のかなり特殊な方面での活躍に、不安とともに、逆に少し浮き味立ちはじめた両親とは違い、とにかく落ち着きを失わないようにという彼女の姿勢は面白かったです。

それでも普通の中学生とはまったく異なる経験をしているわけで、歌手デビューしているといっても歌がしっかり歌えるわけでもない(まぁ、日本ならそれでもまったく問題ないでしょうが)。それでも今度は全英デビューを目指し始めた彼女。これはおそらく両親による指針が大きいと思われますが。なんとなく少しずつ元の自分の生活とずれてきた今の現状が、すごく危うく感じられました。

何でもかんでも、「感動」とか「最大限に人物をよく見せよう」、逆に「涙を誘おう」というと日本の番組の作り方とはまったく違って、イギリスのドキュメンタリーは本当にドキュメンタリーのまま、見る人の判断に任せるという作り方なのにも、ここでも関心(ベッキーには関係ないけど)。


おそらく、これまでは日本の文化、しかもかなり偏った方面に興味のある人以外には、イギリスではまったく無名だった彼女。それが先週木曜日のドキュメンタリーの放送を機に、本日の大衆紙(タブロイド紙)『The Sun』に彼女が半面を使って大きく取り上げられていました。見出しは「現実世界のハンナ・モンタナ」。

日本では有名なアイドルだけど、イギリスに戻ったらただの人。マン島に住む普通のおとなしい中学生。まさにハンナ・モンタナの世界(映画は見たことないけど)。


また、彼女が特定のファンについて言葉を濁していた部分があったのが非常に興味深かったです。私書箱宛に大量のカップラーメンが送られたり、15歳の誕生日には高いベースギターが届いたり。日本人の感覚としては、好きな人に高価なプレゼントを送る、というのは自分がそれをするしないにかかわらずあり得ることとして理解できると思うのですが、イギリス人にはそうは行かない。たとえば好きな芸能人だったり、熱を上げているホステスさんやホストへの高価な貢物って、誰もがするわけではないけれどそういう人がいる、ということは日本人なら知っている。逆に、芸能人、ホステス、ホストは高価なプレゼントをもらえる人たち、という認識も私たち日本人にはあるような気がするのですが、イギリス人であるベッキーにはその考え方がよくわからない。むしろ自分に高価なものを送ってくれることに罪悪感、さらには気持ち悪ささえ感じているというのが正直なところだったよう。

実際、普段の生活の中でも、たとえばクリスマスや誕生日にプレゼントを送りあう習慣は日本よりも強いが、プレゼントの中身はというと、ブランド物や数万円もするようなものはない。もちろんものすごく金持ちの家族などだったら、それこそ「車を娘の16歳の誕生日にプレゼント」という桁違いのものもあるが、一般的にはほとんどあり得ない。

外国人アーティストたちが、日本人ファンからのプレゼントを心待ちにしていると聞いたことがあるけど、それは日本人のファンと他外国のファンの贈り物に違いがあるからだということなのだろう。これもある種、日本文化なんだな、と妙に納得した。


イギリス向けの曲のレコーディングを終えたベッキー・クルーエル。彼女のイギリスでのキャリアは開かれるのか。日本でのキャリアは?特にファンでもなんでもないけど、記事を見かけると無視できずにいます。
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2010.08.19 / Top↑
6月下旬のことですが、覚えているうちに書いておこうと思います。

6月最後の週末、ロンドンのハイドパークで行われた『Hard Rock Calling』というフェスに行ってきました。こちらも毎年行われているフェスで、金・土・日の3日間の開催。私と一緒に参加した友人ルイーズは土曜日のみの参加。このフェスは、グラストンベリー・フェスティバルと同じ週末に行われ、さらにグラストのヘッドライナー(トリ)が演奏することも多く、去年はブルース・スプリングスティーン、そして今年はスティービー・ワンダーなのでした。

実は去年、スティービーがUKツアーをしていた時に興味は持っていたのですが、結局コンサートには行かず終い。でもずっと気になっていたのです。そんなところに彼がこのフェスで演奏するとの情報を得、参加決定。グラストは40周年ということもあり、去年の10月の時点でチケットが売り切れ。まだ誰が出演するかさえわかっていない状態にもかかわらずです…まぁ、何100組ものアーティストが参加するので、確実に何組かはお気に入りがいるはずなので決して損はないと思いますが。

さらに、私が参加した土曜日の面子もよかったのです。ジェームス・モリソン>ジャミロクワイ>スティービー。ものの見事にハードでもロックでもない面子ですが、いいんです。

ジェームス・モリソンは7日本ではそれほど有名でないかもしれませんが、イギリスでは人気のある若手アーティストなのです。そしてジャミロクワイ。あたくし、ジャミロクワイ大好きで、これまで日本で2回見たことがあるのですが、ここ数年彼らはあまり活動しておらず特にUKでの演奏の機会はほとんどなく、今回が久々のお目見えだったのです。

ほかにももちろん参加アーティストはいましたが(グラミー賞受賞者とか)、私は知らない人たちで覚えていません(苦)。


この日のロンドンは、見事な夏日より。会場は家族連れのから年配の方々まで幅広く、「ここ本当にロンドン?」と疑ってしまいたくなるくらい、みなリラックス。ロンドン嫌いの私ですが、あの雰囲気はよかったです。

さて、肝心の演奏はといいますと、ジェームス・モリソンは男前でした(演奏じゃないし)。
ジャミロクワイは、いつもどおり変な被り物(今回は初心に戻ったのか、ネイティブ・アメリカン風の羽飾り)で、40歳になった今もあの独特の「JKダンス」を披露してくださいました。ただ歌での高音がちょっと辛そう。それでも久々にジャミロクワイを拝めたのはうれしいことです。

そして、スティービー。

実は彼の曲って数曲しか知らないわ…と思っていたのですが、演奏されたほとんどの曲を知っていて、自分に驚きました。「ああ、この曲知ってる!」「聞いたことある!」というものばかり。2時間のステージの間、ずっとそんな驚きの連続でした。そのくらいヒット曲が多く、さらに彼の曲を日常生活の中で耳にする機会が多いということです。たとえば『Sir Duke』の場合、あのイントロは私が保育園のとき見ていた「ポンキッキ」で使われていたり。さらに、「え?これってスティービーの曲だったの?」というのも多数。ほかのアーティストのカバーは知っていたのに、それが彼の曲だとは知らなかったのです。

そう、年代を問わず誰もが知っている曲ばかり。小学生から年配の方々まで歌って踊って、ハイドパークがディスコ状態。

そして数々の名曲を聴いて思ったことは、そのどれもがまったく古くなっていないこと。さらにいうと、スティービーってまだ60歳なんです。60歳にして世界中の誰もが知っている名曲を何十曲も世に送り出し、ピアノ、ハーモニカ演奏に加え、抜群のステージングで観客を引き込むその様子は、神業。彼が笑うときに体を左右に大きく揺らすのがすごくユーモラスで、「そういえばビジー・フォーが物まね王座決定戦でスティービーのまねをしたとき、ああいう動きをしていたような気がする」と本物を目の前にしてどうでもいいことを思い出したりしながらも、大満足のフェスでした。


帰りは観客全員が一度に会場を去るため、近くのハイドパーク・コーナーの駅が人であふれ、多くが立ち往生。本当にまったく動けない状態が10分以上。騎馬警官たちの指示に従い、次の駅まで歩いて岐路につきました。おそらく歩いても20分ぐらいの道のりかと思われる宿泊したホテルまで、ロンドンの道路事情に詳しくない私たち2人は地下鉄を利用するしかなく、しかしながら「工事のため」に運転が行われていない箇所もあり、乗り継ぎ3回。結局1時間半かけてホテルに戻ったのでした。


さて、次のフェスはどれにしようか。
来年はグラストにいけるといいのですが。
2010.08.15 / Top↑
昨日の天気予報では、「最高気温22度。乾燥した暖かい1日になるでしょう」と言っていたのに朝から大雨。寒い。

昨日は仕事が特に忙しかったわけではないが、疲労困憊+酷い頭痛で9時半にはベッドへ。しっかり睡眠はとったのだけど疲れが取れず、気分も優れない。結局仕事を休むことにした。

もともと肩こりや首のコリが酷いのだが(これは19歳の時の交通事故が原因らしい…と28歳の時に整体師の方に言われた)、これが去年の夏の交通事故以来さらに悪化。月に1~2回はマッサージや整体を受け、週に1回はヨガに通い、と努力はしているのだが、毎回マッサージを施してくれるセラピストに肩や首の状態の酷さを驚かれる。私はというと、驚かれることには驚かない。そのくらい酷いから。

頭痛、吐き気、目の疲れ、さらに気持ちまで落ち込んでくる。

仕事柄1日8時間は机に座りっぱなしで、2台のパソコンを使用。また、ここはイギリスなので机やいすの高さがイギリス人仕様。私の体に合わないのだ。もちろん会社にそれを訴え、いすの調節、パソコンのスクリーンの高さ調節などで切る限りのことはしたのだが、以前に比べマシになったとはいえ、完全ではない。

また、職場が寒い。夏だというのに冬でさえ使ったことの無かったブランケットを職場で使用し始めた。たいてい設定温度は24度。もちろんクーラー。でも外の気温の方が低いような気がするのだけどなぜクーラー?そして職場の人たちも震えているのだけど、数人の「暑がり」たちのためにこの温度設定。パソコンなどの機械を多く有しているので、温度があがらないようにしなければならないのはよくわかるのだけど、おかしい。

その寒い職場のため、どうしても寒さから体が縮こまってしまい、余計に肩、腰に、首に悪影響。

冬は常にタートルネック。マフラーやスカーフ、ネックレスなどは重くて肩が痛くなる。重症。前回の交通事故で病院に行った際にもらったのは痛み止めのみ。その後カイロプラクティック(整体)に行き、ヨガにも通い…といろいろやっているが改善されないまま。でも、日常生活に支障をきたすほどの肩・首の痛みはどうにかしなければと常々思っている。


意を決して職場近くのスポーツジムに通おうかと思い、すでに会員であるガブリエルに値段を尋ねたところ、「月63ポンド」との答え。日本円で換算すると今のレートなら7000円くらいかもしれないが、ポンドで給料をもらっている私としては、感覚的に「1ポンド=200円」くらいで、60ポンドというとべらぼうに高い。前にカナダのオフィスにいる同僚がイギリスのオフィスにやってきたとき、「トロントで通っているジムは37ドル(カナダ・ドル)だよ。イギリス、おかしいんじゃない?」と言っていた。ええ、わかっているわよ。ワタクシのみならずイギリス人だってこの値段がおかしいのはわかっているわ。でもこれがイギリス。

結局職場近くのジムにはまだ入っていない。家の近くのジムは公共のものなのでもう少し安いかも、とそちらへの登録を考え中。そろそろ実行に移さなければ。


先日会った友人の旦那さんに、「フィジオセラピーを受けるべきだよ」といわれた。理学療法のことらしい。電気や温水でのトリートメントに運動をあわせたもの。日本で言うリハビリに近いものかもしれない。これを受けるには医者に診断をしてもらい、彼らの紹介状がいる。ただ、この医者たちが本当に使えないのが多い。


最近、QVCの通販が気になる。日本でもテレビでやっている、あれだ。腰痛防止用のいすのサポート用品などが紹介されていて、猛烈にほしくなった。たぶんこのブログを仕上げた後、購入すると思う。日本にいるうちの母親は、夜中によくこのQVCを見ていて、なんだかんだをいろいろ買っていた。なんだかおかあちゃんに似てきたなぁ。
2010.08.10 / Top↑
8月4日。朝義父デイブが一言。



「薪の準備を始めねば」



午前中に注文していた薪(になるための木材)が届くらしい。



8月4日。日本の暑さはお盆に向けてこれからが本番だという時期なのに、イギリス・ブリストルではもう冬支度。南西部のブリストルでこうなのだから、北部やスコットランドはもっと早いんだろうな。いや、あの人達は寒さに慣れているから大丈夫かもしれないけど。
2010.08.04 / Top↑
やっと、続きです。もう1ヵ月も前のことですが、どうぞ。長文です。

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海老蔵の歌舞伎の舞台に大満足をし、ニックと2人宿泊先のホステルに向かった。本当ならホテルを取りたかったのだが、予約がギリギリだったこともあり、お手ごろなところが見つからず、まぁ一泊だからいいかとホステルを予約したのだ。

ホステルと言う場所がいまいちよくわからないと言う人のために…
ホステルと言うのは、基本的には1部屋にいくつもベッド が並べられており(大抵は二段ベッド)、他の宿泊客と同じ部屋で寝泊りをする代わり、値段は安く抑えられるというもの。ホステルでも1人部屋、2人部屋もあるのだが、大抵は6人から、多いと12人以上の部屋もある。トイレ、風呂(シャワー)、キッチンが共同。私もニックも一人旅経験があり、そのときは大抵ホステルを使用していたので、ここに泊まることに関しては全く抵抗はなかったのです。むしろ同じく旅行者たちと友達になれることもあるので、私は嫌いで葉全然ないくらい。逆に 同室の人たちに恵まれないと、災難も起りうる。そう、災難も…。


毎回ロンドンに来ると、毎回喧騒と人の多さに辟易となるアタクシたち。歌舞伎鑑賞後はもうへとへとで、マクドでハンバーガーを 買って帰り、食べた後はすぐに就寝。おそらく12時前だったと思う。私たちが泊まった部屋は8人部屋で、すべてのベッドが埋まっているようだったが、私たちが就寝した時はまだ誰も部屋にかえってきていなかったので、どんな人たちなのかは全くわらず。

そのホステル自体はかなりいい感じで、キッチンもきれいだし専用のバーが地下にあり、ここも通常のバーと比べても遜色が無いといえるほど。トイレやシャワー室もきれいで、設備には満足。
そのホステルのベッドの側面には、一応プライバシーが守れるよう目隠しのための板が張ってあり、たとえば寝顔などはお互い見ら れないようになっている。たまに遅くにかえってきて、他の人のことなどお構い無しに電気をつけるようなのもいるが、この板のお陰でその被害も最小限に済み そうだった。

それが、それがよ!


いくらホステルに宿泊したことがあるとはいえ、自分の家の布団とは異なるし、全くの他人が同じ部屋にいるわけで、なかなか熟睡とまでは行かず夜中に何度か目が覚めた。すぐにまた眠ることが出来たのでよかったのだけど、今度は何かの物音で目が覚めた。目をうっすら開けてみると、窓の外がすでに明るかった。時計を確認すると朝4時45分。誰かが部屋に入ってきた音だった。人によっては朝早いフライトや電車を捕まえなければならないので、この時間に準備をし始める人もいるだろう。そこはホステル。仕方が無い。出来るだけ気にしないことにし、再び眠りに入れるよう努めた。

しかし、何分か経った後、明らかに様子がおかしい。何がおかしいって、物音がするのですYO! その物音とはどんなものかと言いますと…近くのベッドで何か・誰かが動いている音…。明言しなくても皆様わかるかと思いますが、ええ、きっとそうです。ベッドに目隠しがあったので、その行為を目にしなくては済みましたが、それにしても!です。上記しましたが、ホステルの部屋のベッドは全員埋まっていました。他人が7人もいるところで、どうしてそんなことが出来るのか!?仮に彼らがよかったとしても、同室である私たちへのリスペクトは無いのか!!!!!
この2人がそういう趣味だったとしても、全く関係の無いアタクシたちをそれに巻き込むのはやめて頂戴!!!

あまりの展開に初めはおののきましたが、これが怒りに変わるのに時間はかかりませんでした。頼むからここではやめて頂戴。本人たちは夢中で他人なんか眼中に無いかもしれませんが、ここにはあんたたち以外に何人も人が寝ているのよ!ニック、何とか言って頂戴よ!!!でもどうやらニックは気づいていないのか、それとも気づいていても気にしていないのか。

アタクシ、意を決してアピールを開始。寝返りを打ち音を立てることで、他人がいることをアピール…一瞬彼らの動きが止まるも、数秒後には再び開始。何度か寝返りを打ってみましたが、無しのつぶて。もっと大胆な行動に出るしかなさそうね。よし!トイレに!!トイレに行ってやろうじゃないの!!!アタクシ、ドキドキしながらもベッドから起き、トイレへ向かったわ。

「トイレへ向かう」=「アタクシ、起きていますのよ!」=「あんたたちの、聞こえていますのよ!」

という等式を頭に描いたアピールでございます。

そして数分後部屋に戻ると…再び始まりました。

これで、彼らが他人がいようが居まいが気にしていないということも、他人に対してのリスペクトも全く無いということがわかり、もうこうなったら終わるのを待つしかないという結論に至りました。そして5時を過ぎて、やっと終了。男が部屋を出て行ったので、やっと眠りにつけます。

・・・甘い。

なんと数分後、その男が戻ってきたのよ。でもきっとこれで2人も寝てくれると思うじゃない?そうは問屋がおろしませんでしたわ。なんと、2回目。さらに3回。アタクシの脳みそ、沸騰していたと思います。もちろん怒りで。この2人の節操の無さに。

3回目が終わった時、2人がこそこそと話し始めたの。そこで発覚。この2人、フランス人。まだ朝5時半ごろよ?人の睡眠を妨害しておきながら、まだ話すか!?と。すると、さらに考えられないことに、別の誰かがこの2人に話しかけたの。そして3人で話し始めたのよ!普通の音量で!!!

アタクシ、フランス語はさっぱりわかりませんが、雰囲気から察してこの3人目は2人の知り合いのようなの。ということは、2人は友人の隣で行為に及んでいたということ。それだけでも驚くのに、友人はその2人に普通に話しかけ(注意している漢字では全く無かった)、3人で楽しげに話し始めたではないの!その友人も気づいていただろうに、全く平気なようで。というか、この状況で怒り心頭の私のほうがおかしいのか?と思い始めてしまったほど。いや、そんなわけは無いのだけど。

そこで堪忍袋の緒が切れたアタクシ。さすがに黙っていられなくなり、
「ちょっとあーたたち!いい加減にしなさいよ。まだ朝5時半なのよ。ちょっとは他人の迷惑考えなさいよ!!!」(つたない英語による)

もう、心臓バクバクでしたわ、あたくし。何も悪いことしていないのに、何でアタクシがドキドキしなくてはいけないのかと疑問に思いながらも、これでこのバカタレたちもおとなしくなるかと思ったら…

「クスクス(笑・3人)」

ええぇ?笑い始めた!英語を理解していないような空気でした。この瞬間、怒りが収まり「あきれる」という状態になりました。さらに、彼ら4回目を始めたのですが、もう何を言っても何をしても無駄だということがわかったアタクシ。悟りの境地に達したのかもしれません。彼らの4回目の最中、それまで怒り来るって眠るに眠れ無かったアタクシなのに、スッと眠りに入っていけました。慣れるってこういうことを言うのかしら。


翌朝8時ごろ、2段ベッドの上段で眠っていたニックが「おはよう!よく眠れた?」とこの上なくさわやかに起床。「よく眠れた、だと?」。アタクシ、すべてを説明したわよ。でも、他人へのリスペクトを忘れないアタクシは、まだ同室に寝ている人も居たようなので廊下に出て説明。ニックは全く気づいていなかった様子。「え!マジで?冗談じゃなくて!?」とニックがこれほど驚くことも珍しいというくらい驚いていた。

同室の当の本人たちはというと、恥ずかしがるでもなく全く普通。挨拶してくるくらいの勢い。あー、わからない。わからないわよ、あたくし。あんたたちの図太い神経が!!!

さっさと準備を済ませ、すぐにチェックアウトすることに。いつもはおとなしくしているニックもさすがに驚き、いらだったようで、「朝早くからいろいろありがとう。すばらしい滞在になったよ」と彼らに感謝の言葉(苦笑)を残し部屋を出ました。きっと彼ら、理解していないだろうけど。


いったい、なんなんでしょう。どうしていつも、私の日常生活にはおまけがつくのでしょう。以前オーストラリアで1年+半年と2回バックパッカーとして旅をし、ホステルに滞在していたニックにも聞いてみましたが、このような出来事があったのはその旅行中に2回のみだったそう。アタクシ、数えるほどしかホステルに泊まったことありませんが、この的中率。驚異的です。

この話を友人にしたところ、フランス人だと話すと妙に納得していたり…私も彼らのフランス語を聞いて、なんだか納得した気持ちになったりしたのも事実。もちろんフランス人全員がではないけど、日本人もイギリス人もフランス人に対して「恋愛にオープン(良くも悪くも)」というイメージを持っているということを学びました。ホステルに宿泊するとこういうおまけがついてくる(こともある。いやほとんどの人には無いんだろうけど、アタクシにはそういうおまけがついてくる可能性がある)ということを学ばせていただきました。合掌。

2010.08.02 / Top↑
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