ブリストルからロンドン近郊へ引っ越しました。

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このブログの訪問者が、きっかり10,000人!!!
ちょっと嬉しかったので。
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2010.10.27 / Top↑
イギリスに越してきて来月には丸3年になりますが、やっと!やっと!!乳がん検診を受けることが出来るようになりました。ここまでくる道のりは、いつもの事ながら平坦ではございませんでした。だって、イギリスだから。

まず、これまでの道のりを説明させていただくとしましょう。

私は4年半前(結婚前)に乳がんが発覚し、2006年3月に手術。幸い初期の初期での発見だったので、薬物投与などは行わず、手術後は6週間の放射線治療を受ける。その後は半年に1度ずつ、超音波での検査かマンモグラフィー(ちなみに英語ではマンモグラムというのですが、何で微妙に違った名前で呼ぶのか謎です)を受けるよう日本の主治医に言われておりました。その医師から、これまでの経緯や治療方法を書いた手紙(もちろん英語)をもらい、その後渡英。これが 2007年11月下旬。

イギリスの医療システムは日本と大きく異なっていて、まずはGPと呼ばれる町医者に登録をします。どんな症状が体に現れようと、自分で病院に駆け込むのではなくまずはGPに行き、そこで医者に診察してもらい、必要があれば大きな病院に予約を取ってもらうというもの。ちなみに医療費は無料。

そのため、ニックが登録している同じ GPに登録に行き、そこで看護師と面談、尿検査をしたのが約2年半前の2008年3月(たしか)。このときにこれまでの病歴などを伝え、もちろん乳がんのことも話をし手紙を渡す。そう、確実にこのときに手紙を渡したのよ、アタクシ。ただ、このとき、この手紙のコピーをとっていなかったのよね・・・だってまさかイギリスのシステムがこんなに使えないものだとは思っていなかったから。

この年は、前回の検査から半年以上たっていたのだけど日本に帰る予定があったのと、やっぱり慣れた環境のほうが気分的に安心感があったこともあり、日本で検査。この帰国前に、ある新聞で「NHS(GPではなく病院のこと)が乳がん検診後、検査を受けた400人の女性に検査結果を通知し忘れていた」という記事を読み、他にも医療に関する問題点がいろんな記事に書かれていたので、このときからすでにイギリスの医療システムに対して不信感を持ち始めていたのは確か。ただ、自分が受診をしたと言う経験はなかったし、あまりに新聞の記事が衝撃的だったので、もしかしたらタブロイド的に大袈裟に書いているのかも・・・と言うかそうであって欲しいと思ってもいたのです。更にこの年は年末に1週間友人の結婚式のために帰国することにもなっていたので、再び日本の病院で検査。異常なし。


翌2009年。
この年は年末まで帰国予定がなかったこと、また大体医療費はタダだとは言えそのための税金を払っているのだからイギリスで受けてみようと思い、8月にGP へ。女医さんに簡単にこれまでの乳がんの治療の経緯を話し、更に年2回のチェックが必要であること、日本の医師からの手紙に詳しく書かれていることなどを話す。話が終わり、まずは触診。異常なし。

「しこりは見つからなかったから、大丈夫よ。病院での検査の必要もないわ」

とあっさり。あんた、人の話聞いてないやろ。だーかーらー、すでに乳がんを患ったことがあり、アタクシの日本の主治医が定期健診が必要だと言っているわけよ。それにアタクシの乳がんは初期の発見だったので、そのときでさえしこりはなかったのよ!

そう、当時20代だったのでそれまで乳がん検診を受けたことはなかったのだけど、胸から少量の出血があり病院にいったところガンが発覚したのです。初期段階だったため、がん細胞が存在はしているもののしこりを形成する前の段階で、触診では見つけられないほど小さなものでした。マンモグラフィーでようやく小さな陰を発見できた程度。この出血がなかったら、私は確実に乳がんの存在に気づかないままだったでしょう。初期発見、万歳!だったのです。

と言う説明をしても、この女医は「いやいや、大丈夫大丈夫。だってしこりがないもの」の一点張り。ああ、何を言ってもこの人無理ね、と呆れるしかない状況。

結局年末の帰国時まで検査は受けられず、その話を日本の主治医にしたところ「えええっっっ?イギリスってヨーロッパの中でも乳がんの発見率が一番高いはずなのに!」と先生が得ていた情報(とイメージ)と現実の違いに言葉を失う。



そして2010年。
GP を避けて通ることは出来ないので、再び門をたたくことに。今回は前回とは別の女医さん。前回と同じく触診をし、「しこりは見つからなかったわよ」とのお言葉。そして、去年よりは少しは進化しているであろう私の英語(それでもつたないのだけど)で、病院でしっかりと検査をしたいので予約を取ってくれというと、「しこりが見つからなかったので必要がない」と。またかよ!
いやいや、だからね・・・とこれまでの経緯を説明すると、「だったら乳がんの専門家と話をして、検査が必要かどうかを決める」と言い出す。これでも十分「あほか!」と思うのだけど、去年の聞く耳持たない女医よりはマシ。これは押せば何とかなるかも、と「日本の主治医である専門家から検査が必要であるとの手紙があるはずだから確認して頂戴」と伝えると、コンピューターの画面上で受付だか看護師だかにチャットで手紙を診察室に持ってくるよう指示。

「おお、今回の女医は違うわ!」

と感心したのもつかの間、数分後画面に現れたチャットの返信には「手紙なんてないけど?」と一言。


おーーーーまーーーーーーえーーーーーーらーーーーーーーーーーーーーっっっっっ!!!!!!!!!!!


女医は手紙をなくしたことには触れなかったけど、見逃さないわよ、アタクシ!!!
もう、怒りさえ覚えず呆気に取られたアタクシ。どうしたら書類をなくすのだ、イギリス人は?必要だから提出してるんと違うんか!?

以前にも私が働いている会社の人事部が、私の生命保険の書類(自分の名前・住所、配偶者であるニックの情報が記載されている)をなくし、「あれ、あなたあの書類提出し忘れてるわよ?だって人事部のファイルにないもの」とのたまわれたことがある。更にGPに行った1週間後、地域のカウンシル・オフィス(市役所、区役所のようなところ)に提出したニックの学生ローンの明細を紛失されると言うことも。
そう、イギリスでは何か書類を提出する時は、ヤツらが失くすという可能性を考慮しどんなものでもコピーをとっておかねばならないと言うことを身をもって学んだのであります。でも2年半前に手紙を提出した時は、医療システムのみならずどこもかしこも管理がずさんだなんて思わなかったのよ・・・だって日本じゃありえないもの。


ああ、もう無理。医療費タダってすごく響きはいいけど、それ以前にまともな治療や診察を受けられないんじゃ意味がないのよ。2年前に読んだあの新聞記事、真実だったに違いないわ。ブログでお世話になってるKemmiさんのところにも、イギリスの医療の酷さが書いてあったけど、どれもこれも残念ながら真実。有料のプライベートの病院にお世話になるしかないわね・・・

とニック母と友人に愚痴ったところ、この 2人が頭から蒸気が出ているんじゃないかと思うほど怒り始めた。「この国では、残念ながら丁寧な態度で挑むと何もしてくれないことがあるんだよね。こういうときはしっかり物申したほうがいい。だって素人考えだって、乳がんを以前患っていた人が定期健診を受けるのは当然じゃないの!あたしが電話するわ」とニック母。お母様、ありがとうございます。

その1週間後、GPから一通の手紙が。
「提出されたと言っていた手紙が見つかりません。コピーがあれば再度提出してくださいますよう・・・」

ああ、認めたわね。やっぱり失くしたのね。
まずはニック母に電話。その後ニック母は、電話ではなく直接GPに出向き抗議してくれたそう。ありがたや、ありがたや。
そして更に1週間後、GPから病院での検査のための予約用フォームが送られてきました。



何で私にとっては当然と思えることが、イギリスではこんなに時間も労力も必要なのか・・・。イギリスはゆるくて住みやすいけど、ゆるすぎるところがたまにキズで、特に何か問題があったとき、何かが手続きが必要な時にはものすごいストレスを抱えることになる。「日本ではないから」と言われればそれまでなのだが、じゃぁイギリス人はシステムが機能していなくても気にしないのか、というとそうではない。機能していない事だらけなので、予測も出来るし慣れてはいるだろうけど、それが良い状態であるわけはなく無駄に労力を使わなければならない。ただ、他の国を知らない人たちにとっては比べる対象がないから「こういうもの」だと思ってはいるだろうけど。自分ではどうにも出来ないことで、ただシステムか正常に機能することを祈るばかり。残念ながら、「正常に」動いているシステムは、イギリスにはほとんどなさそうだ。


先週受けた乳がん検診は、長くなったので次の日記に。
2010.10.14 / Top↑
先週土曜日は、先月同僚に教えてもらったウェブサイトで購入した「マッサージ」を受けに、土曜の朝から車で15分ほどのところにある美容院へ。イギリスの美容院は、髪を切るのみならず、マッサージやマニキュアの施術を受けられるところもあり(日本にも増えてきているけど)、今回行ったのはそのうちの一軒。普段、肩こり・首の痛みのために定期的にマッサージを受けているのだけど、しばらく忙しかったり風邪を引いたりで受けられず終いだったので、この日を非常に楽しみにしていたのです。

このマッサージを購入したというサイトでは、通常100ポンドの背中のマッサージ+フェイシャル+マニキュア+ペディキュアが29ポンド。普段受けるマッサージは、マッサージ専門のスペシャリストによるもので大体45分で25ポンド~35ポンドくらい。今回のはそれにフェイシャルやマニキュアも付いていたので「これはお買い得!」と飛びついたのですが・・・

そうよね。違うのよ。やっぱり美容院やネイルショップのものと、マッサージ専門のスペシャリスト(たいていは独り立ちしていて、個人事業をしている人が多い)によるものでは雲泥の差。おまけが付いているとはいえ、結果的にはあまりお得感を感じられず。

まぁ、このバウチャー(クーポン)を購入したときに得られるお店情報はお店のウェブサイトしかなく、購入前にお店の雰囲気の確認などもできなかったので仕方ないのだけど。場合によっては専門性の高いお店が特価でバウチャー販売をしていることもあるので一概には言えないけれど、これからは気をつけよう。


それでも、普段マニキュア等をしない私の爪が綺麗に形作られていく(専用ヤスリで形を整えているだけなのだけど、自分ではできない)のを見ているのはちょっと楽しかったり。ただ、ここでも落とし穴が!普段全くマニキュアをしないアタクシ。完全に乾くのにどのくらい時間がかかるのかわからず、表面が乾いていたので大丈夫!と思い帰るためにコートを着ようとしたら・・・でろーーーーん。手の親指、人差し指に塗られたマニキュアが綺麗に剥がれてしまった!塗りなおしてもらうこともできたのだろうけど、それよりも家に帰ってのんびりしたい気分の方が勝り、そのまま放置。でもお店のネイリストも、私の爪を見て「もう(乾いているから)大丈夫!」と言ったのよ!なんとなく半乾きのような気はしながらも、プロが言うのだから大丈夫なのかと思いその言葉に従ったばっかりに・・・素直すぎたのね、アタクシ。

普段マニキュアをしないものだかが、除光液さえ持っていなかったアタクシ。その日の午後はブログを通して知り合った日本人女性 Yukiさんとお会いすることになっていて数週間前からウキウキしていたのに、見も無残なマニキュアの剥がれ落ちた親指・人差し指のままお会いすることに。ああ、アタクシ、ヤマトナデシコ失格だわ。
(ちなみに昨日除光液購入いたしました!)乙女への道は予想以上に厳しいものでした。


Yukiさん宅では手作りのりんごケーキをよばれ、大満足で帰宅。お会いするのは2回目だというのにケーキの美味しさにはかなわず、図々しくも2切れいただきました(やっぱり大和撫子失格)。Yukiさん、ごちそうさまでした。Yukiさん宅での3時間はあっという間に過ぎ、たくさん日本語でおしゃべりして、これまた大満足で帰宅。

ただこの「日本語」というのが厄介で、英語が不得意にもかかわらず普段の会話は英語なので、いざ日本人と日本語で会話をするぞ!となった時になかなか言葉が出てこない。どういうわけか英単語が先に頭に浮かんでしまい、それを日本語訳して口に出すという何とも生産性の悪いあたくしの脳の構造・・・と嘆きのメールを Yukiさんに送ってみたところ、Yukiさんも同じ感覚だったとのこと。あたくしだけではなかったのね、おほほ。


翌日曜はいいお天気だったというのに体がいうことをきかず、昼過ぎまでだらだらとベッドに。そのせいか、いつもは布団に入ると数秒で眠りにつくという特技を持っているあたくしが3時間近く眠れず、結局眠りに就いたのは夜2時過ぎ。・・・だから毎週月曜日は大変なのです。起きられないから。ということで、今夜は早く寝ようと思います。
2010.10.12 / Top↑
X-Factor(エックス・ファクター)。

イギリス在住者のブログにはよく出てくるお題なんですが、あたくしも書かせていただくことにいたします。いろんな人が書いているので、あえて私が触れなくても…と思っていたのですが、いやー、今年はいろんなドラマが散りばめられていて、そしてレベルがこれまでになく高い。誰も私の番組に関する感想など期待していないのはわかっておりますが、個人的な覚書ということで…。


まず、『X-ファクター』とは何かといいますと、イギリスで毎年9月から年末にかけて放送される歌手発掘のためのオーディション番組です。日本ではアメリカの『アメリカン・アイドル』の方が有名かと思いますが、同じプロデューサーであるサイモン・コウウェルによる番組で、この番組出身の歌手たちはイギリスでは第一線で活躍しております。日本ではレオナ・ルイスが一番知られているかも。彼女は確か2006年のXファクターの優勝者。それ以前のX ファクターについてはよく知らないのですが(日本にいたから)、私が見始めた2007年から毎年出場者のレベルが確実に上がっているのを素人目にも感じます。誰かがずば抜けているのではなく、全体的なレベルが底上げされているような。ちなみにサイモン・コウウェルがプロデュースの番組の出場者というと、おそらく日本のみならず世界中で一番知られているのはスーザン・ボイルかと思います が、彼女はXファクターではなく『ブリテンズ・ゴット・タレント(Britains Got Takent)』の出場者。


この『Xファクター』。恰好の週刊誌ネタでもあります。タブロイド系の新聞(週刊誌の新聞版と言ったほうが的確かも)では、Xファクター放送期間中は週に3回はトップページの記事が出場者に関するものと言っても過言ではないくらい。去年の出場者たちも個性が強く話題には事欠きませんでしたが、今年はそれを上回る個性の強さと話題性の強さがあり、予選の時点でトップページや見開き2面を使った記事も多くありました。


予選に出場したことで実態の年齢がばれてしまい、別に申込みをしていたビューティーコンテストから出場の撤回をされた人がいたり、友達同士で参加した2人がステージ上で喧嘩を始めたり。最終予選では、緊張の余り歌うことができなかった出場者がファイナルに進出することになったり、素晴らしい歌唱力を持ちながらも落とされた出場者がビザの関係で国外退去処分の危機に瀕していることがわかったり。


と、ステージ以外でも話題を事欠かない番組ですが、今週末からファイナリストたちによる生放送でのパフォーマンスが始まりました。

もう、何に驚いたかって、今回が出場者にとって初めての生放送でのパフォーマンスのはずなのに、何人かはすでに形が出来上がっているというか、素人とは信じられない、むしろ「どうしてどの会社とも契約をしていないの?」と不思議になるような出来。去年の出場者たちも素晴らしかったけど、今年も負けずとすごい。いったいこの人たち、今までどこに隠れていたのか、と思うほど。

今日の映像がYoutubeで上がっているかと思ったのですが、まだだったみたい。
なので、予選の時の映像をいくつか紹介。

マット。あたくし、彼の1次予選での歌声にメロメロになりました。エイミー・ワインハウスの“You Know I'm No Good"を。本家のエイミー版よりもマット・バージョンのほうが好きかも。彼はファイナルに進出。


Gamu。ファイナル出場ならず。お気に入りの一人だったのに残念。


シャー(Cher)。誰よりも話題をかっさらっている17歳。最終予選で全く歌うことができなかったけど、ファイナル出場。でもこのオーディションを観れば、審査員が彼女を選んだ理由もわからなくもない。



そして今夜は、視聴者の投票の結果ファイナリストから1人(1組)が脱落することになります。この緊張に何週間も耐えながら夢を追いかける出場者の精神力には脱帽。番組に対する賛否両論はもちろんあるのですが、自らの意思で出場している出場者が日を追うごとに歌唱力を上げていく様は、やっぱり見逃せません。こんな風に歌えたら楽しいんだろうなぁ、と彼らを観るごとに思います。そして、毎年これだけの才能をもった人たちがいるという事実に驚くのです。

ちゅーことで、今晩の続きが待ちきれません。
2010.10.10 / Top↑
今日初めて見た、ヴァージンアトランティック航空の新しいテレビCMです。



"Feeling Good"のMUSEのカバー・バージョンが使われています。

この歌、好きなもので…自分用覚書でございます。
2010.10.10 / Top↑
ニックからメールで写真が届いた。

boar


野生のイノシシ!

もう15年以上も前(だったと思う)に探偵ナイトスクープで、「神戸の住宅地にはイノシシが普通に歩いている」というのを見て、知ってはいた。でも、そんなに頻繁に見かけるものだとは思っていなかった。

10月初めに学生寮に入寮した日に、近くにイノシシや猿が生息しているという話を聞いたと言っていたが、翌日には早速本物に出会うことになったようだ。イングランドに生まれ育ったニックにとっては、山に囲まれた地形・環境で生活するというのがすごく新鮮なようで、さらに野生のイノシシを初めて見たことに興奮しているようだった。そういう私は、野生のイノシシを見たことは無い。

会社の同僚(フィリピン人)にその写真を見せると、「あの写真のイノシシ、怖いよ!で、あそこに住んでいる人たちはイノシシを捕獲して食べるの?」と聞かれた。冗談なのかなんなのか・・・9割方本気だったと思う。


日本人の食習慣に対する外国人のイメージについては、また今度。
2010.10.04 / Top↑
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