ブリストルからロンドン近郊へ引っ越しました。

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先日、職場のキッチンエリアで休憩を取っていたら、同僚のマークが話しかけてきた。約8ヶ月間同じオフィスで仕事をし、現在は同じ階の別の部屋にいるマイク。私にとっては彼から話しかけてくると言うのは、ものすごく衝撃だった。
だって、私が今の会社で働き始めて1年4ヶ月になるが、彼から話しかけてきたのはこれは初めてだったのだから!

もちろんお互い顔も知っているし、同じフロアにいるのだからたまに顔を合わせる事だってある。しかし、話はおろか彼から挨拶をされたことだってこれまで一度も無かった。それが、彼から話しかけられ、「週末はどうだった?」と世間話まで繰り出した。驚かないわけが無い。

私はものすごい衝撃を受けながらも、それを彼に悟られないように、できるだけ普通に会話をした。それでも突然のことで、脳みそはパニックで、文法はぐちゃぐちゃだった。

1年4ヶ月、私から挨拶をしなければ言葉を交わすことも無かったマイクが突然話しかけてきたことには、もちろんきっかけがある。去年の12月、職場で仲良くしてくれているシャクさん(ちきん・ぽっくすの方)と昼食をとっている時、たまたまマイクが同じテーブルに座っていた。シャクさんとマイクは以前から言葉を交わす間柄のようで、私はこのとき初めてマイクと会話らしい会話をした。でもそれは、シャクさんがいたからであって、もし私一人で食事をしていたら、同じテーブルに座ると言うことすらなかったと断言できる。たぶんこのとき初めて、お互いに軽い会話をし、マイクの中で抱いていた私のイメージが少し変わったんじゃないかと思う。この出来事が無ければ、きっと今も会話なんてしないままだったと思う。

さすがに1年4ヶ月は極端なのだけど、こういう例は実はこれまでにも何度もあった。たとえば、同じ職場で私の目の前に座っていた別の同僚は、彼から私に挨拶をしてくれるまでに5ヶ月かかった。同じ時間に昼食をとるためキッチンエリアでよく顔を合わせる別のイギリス人も、彼から挨拶をしてくれるまでに2ヶ月かかった。未だに、私から挨拶をすれば返してくれるけど、自分からは挨拶をしてこないというイギリス人は職場にたくさんいる。無視されることもよくある。

理由はいろいろ考えられる。

①イギリス人。
 もちろん、人による。でもイギリス人って、基本的には誰にでもフレンドリーと言うわけではなく、友達になるのに時間がかかるタイプが多い。

②コンピューター・エンジニアであること。
 こちらも同様。エンジニアでも、とてもフレンドリーで初対面から話せる人だっている。しかし、私の職場では、人見知りでおとなしい人が多い。

③私の英語
 未だに私の英語は酷いが、入社当時はさらに酷かった。仮に私に話しかけても、会話が成立するかどうか相手が不安に思っていたという可能性は大。

④私がエンジニアではないと言う事実。
 エリート集団が集まる今の職場に、英語すら危うい、全くコンピュータの知識の無い日本人が一人やってきた。正直「なぜ、お前がここにいる?」という空気を発している人たちが結構いた。そして未だにそういう人はいる。


仕事を始めたばかりのころ、特に④は相当堪えた。彼らがそういうふうに感じるのは意地悪だとは思うけど、ある意味自然なことで、でも一夜にして彼らと肩を並べられるエンジニアになれるわけも無く、考え方、意識の違いでもあるので私がどうこうできることでもなく、本当に辛かった。でももし私がその当時でもしっかりと英語の受け答えができたら、この状況を打開できるのではないか、と③について1年以上頭を悩ませてきた。だからこそ、今更ながら英語クラスにかようことにしたのだけど。でも今になって思うと、仮に私の英語に問題が無かったとしても、④の問題は完全に解消することはできなかったと思う。

それでも人は、環境に慣れてくる。それはお互い様で、私も外国人だらけの環境に慣れてきて、自分のペースで仕事をしたり生活したりできるようになるし、相手も「英語もITもわからない日本人」の存在に慣れてくる。でも慣れたからといってその距離がすぐ縮まるわけではない。


つづきは後ほど
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2010.01.29 / Top↑
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