ブリストルからロンドン近郊へ引っ越しました。

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ベッキー・クルーエル。ご存知ですか?




私は去年ウェブのニュース記事を見て彼女の存在を知ったのですが、先日イギリスのBBC3で彼女のドキュメンタリーが放送されていました。

BBC3はメインであるBBC1、BBC2のサブといった位置づけで、どちらかというと芸能人ネタや音楽情報、若者向けの軽いドキュメンタリーなどを得意とする局で、たまに面白い番組を放送していたりもしてなかなか気に入っているのです。

さて、そのベッキーですが、今現在の日本ではどのくらいの人気なのでしょうか?私が彼女の存在を知ってから1年以上になるので、もしかしたら1年前の熱狂はすでに沈静化しているかもしれませんが・・・。

まず、ベッキー・クルーエルを知らない方のために、簡単に彼女の紹介をいたしましょう。

ベッキーはイギリスのマン島に住む15歳。日本のサブカルチャーに興味を持ち、自分の部屋で日本の歌に合わせて踊っている様子をYoutubeにアップしたところ日本で話題となり、「かわいいにも程がある」と絶賛された美少女です。去年から日本での活動をはじめ、CDや写真集を発売しております。


今回番組を見て改めて、彼女の容姿について感じたこと。それは「日本のアニメキャラクターみたい」だということ。番組内でも触れられていたけど、小さな顔、とがったあご、長い手足、細くて華奢な体つきが、日本の少女漫画のキャラクターそのものなのです。そんな彼女が日本の歌に合わせてコミカルに歌い踊るのだから、日本人がほ放っておくわけがない。彼女はそこまで計算してYoutubeにビデオを投稿したわけではないのでしょうが、見事なまでに需要と供給が一致した結果が今の彼女の立ち居地です。

自分が日本にいないので、日本での立ち位置や扱われ方がわからないのですが、このドキュメンタリーで見る彼女はいわゆるどちらかというとかなり地味なタイプの中学生で、「アイドルー普通の地味な中学生」のギャップに驚きました。彼女は確かにきれいなのだけど、学校では本当に目立たないタイプでとてもおとなしい。この年代って仲間内では、外見はどうあれ友達と騒いでいるタイプのこの方が注目され、クラスや学校でも中心的な存在になることが多いと思うのですが、彼女は見事にまったく逆。

そしてアタクシが一番驚いたのは、彼女が非常に落ち着いている性格の持ち主であること。日本の歌(一般的ではなく、かなりオタクカルチャーよりなもの)をバックに、これまた日本的な振り付けで踊っている彼女と、番組の中で話す彼女が同一人物とは思えないくらい。動画だけ見ていると、もっとキャピキャピしているのかと思っていたのですが、ぜんぜん違う。同じ年代の子達に比べても、かなり落ち着いているんじゃないかと思います。話し方も静かで、でもしっかりと自分の意見を持っていて、そして今の自分の状況を実は誰よりも冷静に客観視していて。娘のかなり特殊な方面での活躍に、不安とともに、逆に少し浮き味立ちはじめた両親とは違い、とにかく落ち着きを失わないようにという彼女の姿勢は面白かったです。

それでも普通の中学生とはまったく異なる経験をしているわけで、歌手デビューしているといっても歌がしっかり歌えるわけでもない(まぁ、日本ならそれでもまったく問題ないでしょうが)。それでも今度は全英デビューを目指し始めた彼女。これはおそらく両親による指針が大きいと思われますが。なんとなく少しずつ元の自分の生活とずれてきた今の現状が、すごく危うく感じられました。

何でもかんでも、「感動」とか「最大限に人物をよく見せよう」、逆に「涙を誘おう」というと日本の番組の作り方とはまったく違って、イギリスのドキュメンタリーは本当にドキュメンタリーのまま、見る人の判断に任せるという作り方なのにも、ここでも関心(ベッキーには関係ないけど)。


おそらく、これまでは日本の文化、しかもかなり偏った方面に興味のある人以外には、イギリスではまったく無名だった彼女。それが先週木曜日のドキュメンタリーの放送を機に、本日の大衆紙(タブロイド紙)『The Sun』に彼女が半面を使って大きく取り上げられていました。見出しは「現実世界のハンナ・モンタナ」。

日本では有名なアイドルだけど、イギリスに戻ったらただの人。マン島に住む普通のおとなしい中学生。まさにハンナ・モンタナの世界(映画は見たことないけど)。


また、彼女が特定のファンについて言葉を濁していた部分があったのが非常に興味深かったです。私書箱宛に大量のカップラーメンが送られたり、15歳の誕生日には高いベースギターが届いたり。日本人の感覚としては、好きな人に高価なプレゼントを送る、というのは自分がそれをするしないにかかわらずあり得ることとして理解できると思うのですが、イギリス人にはそうは行かない。たとえば好きな芸能人だったり、熱を上げているホステスさんやホストへの高価な貢物って、誰もがするわけではないけれどそういう人がいる、ということは日本人なら知っている。逆に、芸能人、ホステス、ホストは高価なプレゼントをもらえる人たち、という認識も私たち日本人にはあるような気がするのですが、イギリス人であるベッキーにはその考え方がよくわからない。むしろ自分に高価なものを送ってくれることに罪悪感、さらには気持ち悪ささえ感じているというのが正直なところだったよう。

実際、普段の生活の中でも、たとえばクリスマスや誕生日にプレゼントを送りあう習慣は日本よりも強いが、プレゼントの中身はというと、ブランド物や数万円もするようなものはない。もちろんものすごく金持ちの家族などだったら、それこそ「車を娘の16歳の誕生日にプレゼント」という桁違いのものもあるが、一般的にはほとんどあり得ない。

外国人アーティストたちが、日本人ファンからのプレゼントを心待ちにしていると聞いたことがあるけど、それは日本人のファンと他外国のファンの贈り物に違いがあるからだということなのだろう。これもある種、日本文化なんだな、と妙に納得した。


イギリス向けの曲のレコーディングを終えたベッキー・クルーエル。彼女のイギリスでのキャリアは開かれるのか。日本でのキャリアは?特にファンでもなんでもないけど、記事を見かけると無視できずにいます。
昨日youtubeの貼り付け方がわからなくて(前に貼り付けたことがあるにもかかわらず…)動画なしだったのですが、今日追加しました。
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2010.08.19 / Top↑
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