ブリストルからロンドン近郊へ引っ越しました。

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中年女性が、通りすがりに見つけた子猫を蓋付きのゴミ箱に「捨てる」。

これ、ここ数日イギリスのテレビや新聞で報道されているニュースです。イギリスのコヴェントリーという地域で、何者かに猫が蓋つきのゴミ箱に入れられ放置されていたのを、飼い主が見つけたことから犯人探しが始まりました。イギリスでは街角のいたるところに監視カメラが備え付けられているのですが、その映像を分析した結果、その猫は救出されるまでなんと15時間もそのゴミ箱に閉じ込められていたとの事。

さらにそのカメラには、ある女性が猫の首根っこを捕まえゴミ箱に入れる映像がしっかりと写っていました。

飼い主は初め、酔っ払いの仕業かと思っていたのですが、実際は酔っ払いでもなんでもない、中年女性。この事実がさらに大きな衝撃となります。その映像がテレビや新聞で大きく取り上げられ、まもなくその女性を特定。その女性の母親も出てきて…これからしばらくはこの女性に関する取材合戦となるかもしれません。


このニュースを聞いて真っ先に思ったこと。それは、ここがイギリスであるということ。

仮に同じことが日本で起こったら、ニュースとして取り上げられると思いますか?イギリスでは、世間が注目し犯人特定までこぎつけ、その犯人の顔はもちろん名前も年齢も経歴も、すべてが報道されました。

動物虐待。もちろんどの国にだってあります。でも、日本の動物虐待って、イギリスのそれとは全く種類が異なっていると感じます。日本のほうが、明らかに残虐です。例をここで挙げようかとも思ったのですが、自分が書くに耐えず気分がふさぎこんでしまいそうなので、あえて割愛させていただきますが。

ではその違いは何処から来るのか。一番の違いは、動物の権利に対する一般市民の認識の違いにあると思います。旦那(イギリス人)の家族が日本にやってきたとき、日本のペットたちの扱われ方に目を覆っていました。夏の炎天下の中鎖につながれていたり、水も置いていなかったり。

つい先日、日本の東京にある公園の池で、甲羅に落書きをされた亀が発見されたというニュースがありました。甲羅に「カメです」と白いインクか何かでかかれたカメの写真が載っていました。それに対するコメントには、「人間がいくら騒いでも、カメはなんとも思っていない」「これを虐待という方がおかしい」というものも見られました。

確かに、甲羅の落書きがそのカメを生命の危機にさらしたわけではありませんが、「カメはなんとも思っていない」からいいのか?そんなわけはありません。

ほかにも、スフィンクスという種類の猫は毛が無いのが特徴ですが、飼い主の意思によってその猫に刺青が入れられた写真が掲載されており、「(刺青をするかしないかを決めるのは)飼い主の権利?」というような題名がつけられていました。

イギリスでは…仮にそのような猫が見つかったら、「飼い主の権利?」なんて疑問系で人々に意見を尋ねるような表題は100%出ないと言い切れます。そんなの疑問にもなりません。そんな権利は人間(飼い主)に無いのは、イギリス人にしてみたら当然なのですから。

今も存在しているかどうかは知りませんが、とある県では犬を捨てるためのゴミ箱が10年前までは確実に存在していました。現在のペットの処分件数は愛知県がダントツに多いそうです。愛知県出身の私としては、交通事故死ワースト1と並んで、非常に恥ずかしい。

実際、近所の家を思い返してみても、犬を飼ったはいいが散歩にもろくに連れて行かない。もちろんいっしょに遊びもしない。しつけなんてするわけが無い。そんな家が、家の周りだけでも何軒かありました。イギリスだったら…近所の人にアニマルポリス(RSPCA)に通報されます。日本で警察に通報しても、何にもなりません。動物の命、権利は、日本ではものすごく低いからです。もちろん、動物の権利が低いのは、日本に限ったことではありません。それでも日本だけではないから言いということでもありません。

イギリスは、食事はおいしくないし、医療制度もどうしようもないし、社会システムは何一つまともに機能しているとは思えませんが、動物の権利に関しては何処の国よりも意識が高いといえます。この点に関しては、もっともっと見習うべきだと、このニュースを見て思った次第です。
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2010.08.26 / Top↑
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