ブリストルからロンドン近郊へ引っ越しました。

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今日、年に一度のイギリスでの乳がん検診(マンモグラフィー)のため、病院に行って来ました。

そういえば、2010年10月にイギリスでの乳がん検診への道のりを「定期?乳がん検診。その①」を書いたまま、その後の第二弾を書かず終いだったので…厳密に言うと、3回ほど文章を完成させたのですが、サイトのエラーで消えてしまい再び書く気をなくしてそのままでした。ということで、いい機会でもあるので、今日はその続きを。

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2010年10月にイギリスで乳がん検診を受けるまでの経緯、そして実施に受けた診察についてです。


やっとのことで、まずはマンモグラフィーの予約をとることに成功。ここまでに費やした時間、3年。
この間は、日本に帰る度に日本の病院で検査を受けていました。

でも日本の先生に勧められたのは、年1回のマンモグラフィーと、超音波診断。それぞれを半年置きに行うため、実際は半年に一度異なる検査を受けるというもの。


しかし、イギリスではこうは行きません。
なにせ、マンモグラフィの予約にさえ3年かかった国。「しこりがないから大丈夫」と触診でのたまう医者がゴロゴロしている国。GP(登録している町医者)の誤診で命を落とす若い女性が多いこの国。

「乳がん検診=マンモグラフィー」で完結という思考のこの国では、例え以前に乳がんを患っていたといっても、「でもイギリスでは年に1回のマンモグラフィーをすることが通常なの」…だからあなたの国とは違うのよ、ちったニュアンスを含む説明で終わってしまう。

もうここまで来たら、自分のからだは自分で守るしかないわけです。今回は引き下がらず、直接専門医に超音波検査をしてもらう事を強く要望。また、今回担当してくれたGPの女医さんは話がわかる人で、「確かにあなたの言っていることは正しいと思う。それに、あなたは私が今まで出会った乳がん患者の中で一番若いし、日本の医師が年2回の診察をすすめるのも納得。イギリスではまだ専門医と会っていないようだから、すぐに病院に確認させるわね」と言ってくれ、翌11月に専門医の診察を受けられることとなったわけです。



そして…この専門医がもう、何とも…。
もうね、ほんとうの意味で色々諦めましたよ。これはお金がかかっても、プライベートの病院で検査を受けるか、日本への帰国時に検査を受けるようにしないとどうにもならないな、と。

まず、この専門医にこれまでの乳がんの過程を説明。そして、超音波検査をしてもらうことに。


…1分で終了。


日本で乳がんの超音波検査をしてことがある人ならわかると思いますが、最低でも全行程で5分くらいはかかると思うのですよ。「絶対に何事も見逃さないわよっ!」というくらいの技師の意気込みが感じられるほど、丁寧にしっかりとチェックしてくれるわけです。日本で行なっていた時は毎回違う技師でしたが、それは誰も一緒。

ところがこの先生、世間話しつつ超音波検査開始。…先生?画面見てます???

世間話に夢中な先生、正直あまり画面を観ていないような。そして「はい、終了。問題ないよ、良かったね」。



先生、あなたの言葉、正直信用できません…。



そして再びデスクに着き、「他に質問はある?」ということで、やはり一番心配なのは再発だということを伝えると、笑顔で先生が、

「ああ、大丈夫。再発すればすぐにわかるから。」



と。


先生、動やったらすぐに分かるんですか?



「再発すれば、体重も減るし食欲なくなるからすぐわかるよ!」









・・・・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・(怒)。




というか、食欲落ちて痩せるって、定期健診が全く予防や早期発見の意味を成していないやないか!

もうね、本当によくわかりました。
まず、初期発見という感覚が日本とはまったくもってずれているということが。


とにかくね、同じ言葉を話していても分かり合えない人がいるということも痛感。
同じ日本人同士でも、全然話が噛み合わない人っているじゃないですか?
イギリスだと、私が外国人ということもあるでしょうし、周りにも外国人が多い。ちなみにその先生はインド人。専門家だからとかそんなこと以前に、その国の常識だったり、人々のバックグラウンドに寄る常識の違いだったり、もちろん言葉の壁もあるでしょうけど、「言葉を尽くしても分かり合えない」ということがとにかく多いです。

そして先程も書きましたが、私は日本人であり、診察治療も日本で受けていたため、やはりイギリスの診察治療の基準には納得が行かないわけです。どうしても日本という比べる対象があり、診察・治療費を払わなければならないとしても、その内容は日本の方が遥かに優れているから。だったらお金を払ってでも、やっぱり自分の身は自分で守ならければいけない、ストレスだって自分で減らさなければならないわけです。

とにかく、ある意味いろいろ勉強させてもらいました。幸いからだに異常はなく元気です。



そしてもうひとつ。
翌2011年に診察してもらった先生はイギリス人だったのですが、この先生はこんな馬鹿げたこと言いませんでした。「もし何か心配なことがあればいつでも連絡してね」と。2010年までが酷かったので、この一言にどれだけ救われたか。

実際の所、結局は人なのですよ。同じ病院やGPで働いている、同じ専門分野の医師でも、人によっていうことも違えばやり方も考え方も全く違う。GPなら先生の指定ができても、大きな病院だとなかなかそうも行かない。日本ならどこかで嫌な経験をしたなら、もうその病院に行かずに別を探せば良いのですが、イギリスはそうも行かない。GPを通して予約をし、指定された病院に行かなくてはならない。


それでも、とにかく「無理」で通された3年を経て、少しずつ状況が開けてきたこと。その間にこの国のシステムややり方、話し方、交渉の仕方(大げさだけど)をこういう経験を通して知り、システムは変わらないながらもなんとか自分が必要としている事を伝える方法を学べたのは良かったのかも知れません。その間に大病をしなかったのは不幸中の幸い。



2010年以降は、わざわざGPに行かなくても、自動的に毎年マンモグラフィーの予約が行われることになり、今年も滞り無く終わりました。あ、ちなみにマンモグラフィーの結果は、日本ではその日のうちにわかりますが、イギリスは最低1週間ほどかかり、郵送で送られてきます。

もし、専門医との面談が必要であれば、これに関してはGPを通して予約が必要となるのですが、これも過去に2度経験しているので、今後はそれほど難しくは無さそうです。


そいうわけで、足掛け3年にわたって連載してきたこの項(実際2回だけだけど・てへ☆)、これで終了です。
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2012.11.17 / Top↑
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