ブリストルからロンドン近郊へ引っ越しました。

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昨年6月に、それまで足掛け4年間働いたあるIT企業を退社し、8月よりパートで働き始めました。仕事先は、とあるカフェ。

それまである程度収入の安定している会社員からカフェへの転職。収入が半分以下になることはもちろんわかっていたことですが、それでもどうしてもカフェで働きたかったのです。だからといってカフェで働きたいがために会社を辞めたわけではなく、辞職の直接の理由はもっと別にあるのですが、その後の仕事となった時にどうしても譲れなかったのがカフェの仕事でした。


どうしてカフェの仕事だったのか。

答えは簡単。
カフェが好きだから。


喫茶店文化が根付いている愛知県で生まれ育ったのが理由かどうかはよくわかりませんが、小さい頃から喫茶店ってすごく身近なものでした。

そして大学生の時。2000年代初頭、日本にカフェブームが起こります。
そう、喫茶店ではなくて、カフェ。

丁度スターバックスが各地に出店をし始めた時で、エスプレッソを使った飲み物(カフェラテとか)が一般的に浸透し始めた頃、それと同時に「おしゃれな」カフェがそれこそ日本全国で一気に開店しました。


当時大学に通うために京都に住んでいた私は、京都での「カフェブーム」を目の当たりにしていました。


これは今思うと本当にラッキーだったと思います。カフェブームに乗っかって、見た目だけおしゃれなカフェが乱立していた当時、中身が伴わないお店はやはりすぐに無くなってしまいます。幸い京都は「カフェの聖地」といわれるほど、素敵なカフェがたくさんあり、多くは今も現役です。

そんなカフェブームの中にあって、「私はカフェが好きなんだ」と明確に意識するきっかけを作ってくれたのは、実は当時で20周年を迎えるほど歴史のあるお店でした。今でも時間さえ許せば、日本帰国時にわざわざ足を運びたくなります。

そのカフェは大学の真横にあって、でも値段設定は学生向けのお店ではなかったので学生の溜まり場になること無く、むしろ近所の常連さんや大学教授たちが静かに自分たちの時間を楽しむのに使われていました。20代前後の3万人の若者がすぐ隣りの敷地内にいるというのに、そのカフェはある意味「オトナの空間」でした。だからといって敷居が高いとかべらぼうに値段が高いわけではなく、ただ単に学生向きではなかっただけなのかもしれません。いつどんな時に行っても、落ち着いたいつものトーンで客である私を迎えてくれたように思います。

友達とお茶する時、1人でボーっとしたいとき、何かと理由をつけてそのカフェに足を運びました。特に氷河期の就職難と言われた当時、就職活動で疲れきった自分の癒すのは、一杯のビールでも居酒屋ではなくそのカフェでの空間でした。正直、あのカフェがなかったら、私はどうやって疲れを癒せていたのかと思うほど。

就職活動をしながらも、自分がカフェで働きたいという思いを持っていることは、もちろん自分でも気がついていました。しかし敢えてそちらには進まない道を選びました。そこには、「大学まで出してもらっておいて、カフェで働き始めるのは親不孝なんじゃないか。収入だって出世だって上場企業に比べたら見込めないし、仮に転職をしたいと思ったとしてもつぶしが利かない」という理由が有りました。

この時の判断のために別の意味で痛い目に会うことになりますが、今思うと私にとっては間違っていなかったように思います。結局巡り巡って、後々カフェで働くことになりますが。

以前のIT企業での仕事は、すごく興味深くやりがいも有りました。初めは良い同僚、上司に恵まれていたのですが、その後状況が劇的に変わり、会社で働くこと自体が苦痛になって行きました。また、元々IT系の人間ではない私。むしろ真逆のアナログ人間。どんなにその仕事自体が興味深いものであったとしても、この先10年20年と同じ仕事をしていることは想像できず、また一緒に働く人、会社の体制も私にとってはすごく大事な要素で、これ以上続けていても仕事を楽しめる状態に好転することはないだろうという判断、そして体調不良もあり、辞職することにしたわけです。



長いので分けます。
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2013.03.04 / Top↑
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