ブリストルからロンドン近郊へ引っ越しました。

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ここ1ヶ月ほど、会社帰りは同じフロアで仕事をする中国人のJason(ジェイソン)が車で駅まで送ってくれた。駅の近くに住んでいるので、「同じ方向だし、余計にバス代払うこと無いよ」といつも車に乗せてくれた。

先週の木曜日、いつもと同じように車に乗ってグロスター駅に向かっていると、突然どこからか怒鳴り声が聞こえた。なんだ?でも何を言っているのかわからない。

ふと運転席側の窓から外を見ると、大きなバンの助手席から上半身を乗り出して白人男性が私たちの車に向かって叫んでいる。ものすごく乱暴な運転で、私たちの車の前に割り込み、紙コップに入った水のような液体を道路にたたきつけ、さらにほかの車を追い越しどこかに行ってしまった。

そう、私もJasonも東アジア人。私たちの姿を見つけて野次を飛ばしてきたのだった。いわゆる人種差別というやつなんだけど。

ここまであからさまなのは初めてだった。幸い、私はイギリスで人種差別にあったことがなかった。ネット上やMIXIのコミュニティーで、イギリスで受けた差別や最悪ホームステイ体験談など聞いたことはあったけど、私には皆無だった。

もし私一人のときに罵声を浴びせられたら、きっとものすごく動揺していたと思う。でも私の隣にはJasonがいて、そして彼はとても冷静だった。だから私も冷静でいられたのだと思う。彼は静かに一言「Shut Up」(うるさいな)とつぶやいただけだった。


「こんなこと、日常茶飯事だよ」

と彼は言った。

「ウェールズのカーディフに住んでいたとき、僕が自転車に乗っていたら、ジャガイモを車から投げつけられたことだってあるよ。あんな硬いジャガイモ、石みたいなもんだよ。ものすごく痛くてさ。危ないよね。」

「だから、この国ではなかなか人を信用できないんだ」


私はイギリス人の嫁としてイギリスにやってきた。常に白人イギリス人たちが私の周りにはいたし、第一一人で出歩くことなどほとんど無かった。

一方Jasonは、7年前にイギリスの大学に通うために中国からやってきた。イギリス国内のいろんな街で大学に通い、現在は働いている。ウェールズ(カーディフ)やマンチェスター、ロンドンなどいろんな街での生活経験があり、一学生として大学に通っていたわけだ。私のように常に隣にルーニーがいて守ってもらえるような環境だったわけではない。きっと私にはないいろんな経験をしてきたはずだ。

Jasonと出会ってからの1ヶ月で、いろんなことを教わり、とても助けられた。住む場所や立場によって、経験することの内容は全く異なってくる。そして白人からの野次は、そんな当たり前のことに改めて気づくきっかけになった出来事だった。
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2008.06.22 / Top↑
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